台風のノルダ：元ジブリの新井陽次郎が劇場版アニメ監督デビュー

　スタジオジブリで「借りぐらしのアリエッティ」などのアニメーターを務めた新井陽次郎さんが監督を務める劇場版アニメ「台風のノルダ」が、6月5日に公開されることが10日、明らかになった。新井さんの劇場版アニメの監督デビュー作となり、2013年公開の「陽なたのアオシグレ」などのスタジオコロリドが制作する。

ウナギノボリ

10年前の朝ドラ「花子とアン」　当時の吉高由里子インタビュー

　「台風のノルダ」は、とある離島の文化祭前日の中学校を舞台に、少年同士の友情が描かれる。幼いころから続けてきた野球をやめたことをきっかけに親友の西条とケンカした東が、突如現れた赤い目をした不思議な少女・ノルダと出会う……という展開。「フミコの告白」「陽なたのアオシグレ」などの石田祐康さんがキャラクターデザインと作画監督を担当する。

　新井さんは1989年埼玉県生まれで、2008年にスタジオジブリに入社し、「借りぐらしのアリエッティ」「コクリコ坂から」「風立ちぬ」などのアニメーターを担当。12年からスタジオコロリドに所属し、「陽なたのアオシグレ」でキャラクターデザインと作画監督を務めたほか、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」の10周年を記念した短編「ポレットのイス」でキャラクターデザインなどを担当した。