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山崎賢人:「貫き通したいという思いは僕の中にもある」 朝ドラ通じて輪島塗り普及にも意欲

テレビ
NHK提供

 俳優の山崎賢人さんが、NHK連続テレビ小説「まれ」に、女優の土屋太鳳さん扮(ふん)するヒロイン・津村希(まれ)の同級生・紺谷圭太役で出演している。山崎さんは、輪島塗り職人の卵で、頑固一徹、輪島塗りを語り出すと止まらないという圭太と同じく「貫き通したいという思いは僕の中にもある」と静かな口調ながら力を込めて語る。そんな山崎さんに役柄や輪島塗りへの思い、能登でのエピソードなどを聞いた。

 「まれ」は92作目の朝ドラで、「クロサギ」(TBS系)や「震える牛」(WOWOW)などを手がけてきた脚本家の篠崎絵里子さんによるオリジナル作。夢ばかり語る父のせいで、一度は堅実な公務員の道を選んだ希が、夢を持った人々との触れ合いの中で、本当の自分の夢を思い出し、世界一のパティシエを目指すことになる……というストーリーが展開する。

 ◇圭太の不器用さが「好き」 輪島塗りの魅力とは?

 山崎さんが演じる圭太は、中村敦夫さん演じる祖父・弥太郎の影響で「輪島塗り職人になる」という夢に一直線に突き進もうとする“熱い男”。山崎さんは「真っすぐなんですよね。スイッチ入っちゃうとバーッと漆のことを語り始めちゃう。勢いがすごい」と客観視しつつ、「(演じていて)なんか青春だなって思うし、不器用で、でもそこが好き」と愛着を抱いている。

 山崎さん自身は語り出すと止まらないものは「ない」というが、「圭太のようにやりたいことを、貫き通したいっていう思いは僕の中にもある」ときっぱり。さらに「僕も物事に集中できるタイプ。特に好きなもの対しては集中力を発揮できるので、その部分は圭太とは似ているのかもしれません」と自己分析する。

 圭太を語る上で欠かせないのが輪島塗りの存在だ。その魅力を「丈夫で長持ち。漆を何層も重ねて塗っているから、おみそ汁とか入れても、器を持つ手が熱くならない、熱がもれないんです」と語る山崎さん。さらに「こういった伝統工芸が減っているのは本当にもったいない」と心情を明かすと、「職人の魂、プライドみたいなものに触れて、カッコいいなって思ったし、圭太を通じて輪島塗りの良さに気づいてもらえたら」と輪島塗りの普及に意欲を見せる。

 ◇能登の生活を満喫 筋の良さを認められスカウトも

 輪島塗りの“修業”に始まった能登での生活も振り返って、山崎さんは「能登は魚、魚料理とかすしとか本当においしいですね。あと地元の人に『千枚田のイルミネーションを見に行かないともったいない』って言われて……。棚田のあぜにソーラーパネルを設置して夜、光らせるんですけど、人工的なものと自然のものが混ざって、海も近くて、すごい迫力でした」と懐かしそうな表情を浮かべる。

 また山崎さんは、輪島塗りの職人から筋の良さを認められ「転職する?」と誘いを受けたというエピソードも披露。「さすがに、『そんな簡単なものではないですから』って断りましたけど……」と苦笑しつつ「小学校、中学校の頃から図工とか美術が好きだったので、たぶん細かい作業は向いているし、楽しみながらやらせてもらった」と振り返った。

 昨年10月のクランクインから半年が経過し「その期間でもみんな成長できている」と山崎さんは手応えを感じている。今後について「一つ一つ頑張って、その結果が次につながって、いい役者になれたら」と前を向くと、「見ていて応援したくなるキャラクターが多いので、まずは『まれ』を応援してほしい。そして終わった頃にみんなに『圭太、頑張ったな』って思ってもらえたら」と語った。

 「まれ」は毎週月~土曜午前8時~同15分にNHK総合ほかで放送。

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