北野武:“ジジイ映画”の続編に意欲 ベテラン勢に「次は“幽霊”」で?

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 映画監督の北野武さんが14日、東京都内で行われた最新作「龍三と七人の子分たち」の特別試写会に登場。映画はヤクザを引退した“ジジイ”たちの活躍を描いた作品で、“ジジイ”を演じたキャストの平均年齢は70歳超。藤竜也さんや近藤正臣さん、中尾彬さん、小野寺昭さんら大ベテランの俳優陣を前に冗談を交じえて撮影エピソードを明かした北野監督は「これがヒットしたら『2』を作りたい。次は『龍三と七人の幽霊たち』」と毒舌で笑わせた。

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 「龍三と七人の子分たち」は、元ヤクザの“ジジイ”たちが、詐欺で人々をだます若者を成敗しようと“世直し”に立ち上がるが……という北野監督の17作目の映画。主人公の龍三親分を藤さん、近藤さん、中尾さん、小野寺さんらが“七人の子分”を演じ、前作「アウトレイジ ビヨンド」(2012年公開)とは打って変わったコメディータッチのストーリーが描かれる。

 中尾さんが「ジジイが集まると年金と病気の話ばかり」とぼやき、小野寺さんも「ジジイは人の話を遮るし、人の話を聞かない」と語るなど、ベテランならではの“自虐トーク”も展開された。北野さんも「スタートのかけ声が聞こえなくて『えっ?』て聞き返しちゃう人、衣装を着て帰っちゃう人もいた。カンペの文字も小さいと読めないからどんどんと大きくなったし、中には衣装さんを口説いた人もいた」と冗談交じりに苦労話を披露しつつ、「楽しい現場だった」と振り返っていた。

 舞台あいさつには、品川徹さん、樋浦勉さん、伊藤幸純さん、吉澤健さん、安田顕さん、萬田久子さんも出席した。映画は25日から全国で公開予定。

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