井上芳雄:WOWOWのトニー賞生中継番組のSPサポーターに PRスポットも公開

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 俳優の井上芳雄さんが、WOWOWで6月8日に放送される米国演劇界の祭典「第69回トニー賞授賞式」の生中継番組のスペシャル・サポーターに就任。このほどPRスポットが収録され、井上さんがミュージカルの名シーンなどを再現している。昨年に続いて同番組のスペシャル・サポーターを務める井上さんがトニー賞の見どころなどを語った。

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 番組は「生中継!第69回トニー賞授賞式」。昨年に引き続き大役を務めることになった井上さんは、PRスポットでミュージカルの数々の名シーンを再現。井上さんは「昨年は歌っただけでしたが、今年は有名なミュージカルのハイライトを歌ったり踊ったりしていくという、かっこいいスポットになっています。スペシャル・サポーターを務めるのも2回目ですから、今年はひねらず演劇の魅力をストレートに伝えようということになりました」とその見どころを紹介している。

 PRスポットでは「サウンド・オブ・ミュージック」や「王様と私」「ウエスト・サイド・ストーリー」「雨に唄えば」「シカゴ」などの1シーンを披露。井上さんは「『サウンド・オブ・ミュージック』はやはり名作ですし、今年のアカデミー賞授賞式でレディ・ガガがメドレーを歌ったのも、記憶に新しいですよね。『王様と私』は今、渡辺謙さんがブロードウェーで主演している作品。女性とペアダンスを踊るところが難しくて、きっと謙さんもたくさん稽古(けいこ)なさったんだろうなと思いました。『ウエスト・サイド・ストーリー』、『雨に唄えば』はこれまで演じる機会がなかった作品ですし、『シカゴ』もこんなダンス・ナンバーはやったことがなかったので、やってみてとても新鮮でした。最後は歌い上げ、ザッツ・エンターテインメント!という感じに仕上がっています」と個々の作品の紹介を交えながら収録した感想を表現した。

 井上さんが「トニー賞の最大の魅力はやはりパフォーマンス」と語るように、授賞式のステージでは特別なパフォーマンスが繰り広げられる。昨年は「アナと雪の女王」のイディナ・メンゼルさんも歌を披露した。井上さんは「授賞式を見ると、勇気と刺激をもらえます。そして、舞台で生きる人たちが自分たちのジャンルを賛美し、人間の生き方をも力強く肯定する。すごくアメリカ的ではあるんですけど、僕もそうありたいなと思います」とその魅力を語る。

 また、米国の演劇界についても「自分も日本で舞台の仕事をしていて、ともすれば、ブロードウェーは予算も多く役者の層も厚い別世界だと思ってしまうんですが、やはりそこから学ぶことも多いですね」と刺激を受けていることを明かしている。

 WOWOWではトニー賞以外に、ディズニーの曲ばかりを歌う一夜限りのコンサート「井上芳雄シングス・ディズニー~ワン・ナイト・ドリーム!」など、井上さんが出演したステージを放送することも決まっている。井上さんは「WOWOWのスタッフはすごい勢いでたくさんの舞台を収録してくださるんですよね(笑い)。制作スタッフの演劇に対する熱い思いを感じますし、ステージ中継を見た人が劇場に来てくださるという相乗効果が出れば、こんなにうれしいことはない。WOWOWでもっとたくさんの人に舞台の面白さを知ってほしいです」と熱くアピールした。

 「生中継!第69回トニー賞授賞式」は6月8日午前8時からWOWOWプライムで放送。

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