中島歩:「花アン」の駆け落ち美青年は現代っ子? 監督が「図太さ」褒める

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 NHK連続テレビ小説「花子とアン」で注目を集めた俳優の中島歩さんが23日、東京都内で行われた映画「グッド・ストライプス」(岨手=そで=由貴子監督、5月30日公開)の完成披露試写会に登場。「花アン」で伯爵家の令嬢と駆け落ちする美青年を演じた中島さんは今回が映画初主演で、岨手監督は「リハーサルの時は精神状態が不安定になっていた」と明かすと、「でも、次の日に私も言い過ぎたなって思って話しかけたら、ちょうど(ソチ)オリンピックがやっていた時期で『監督、昨日の(浅田)真央ちゃん、見ました?』って、この人、全然こたえてないなって(笑い)。でも、この図太さが現代っ子ぽくて、(主演を)やり切れると確信しました」と語った。

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 中島さんは、当時を振り返り、「あれは真央ちゃんにすごく共感したんですよ。真央ちゃんがうまく滑れなくて、全然うまくいかないなってボーっとしちゃっていて。その状態が自分に重なって、真央ちゃんに自分を重ねるなんておこがましいんですけど……」と苦笑いすると、「すみません」と謝罪した。

 映画は、別れるつもりだったカップルが妊娠をきっかけに結婚することになり、準備を進めるうちに知らなかった相手のルーツを知ることになる……というストーリー。中島さんがウェブデザイナーの南澤真生、中島さんとともにダブル主演を務めた菊池亜希子さんが十代のころはパンクに傾倒していた“ゴスっ娘”だったが、いつの間にか普通になった萬谷緑を演じている。

 中島さんは自分が演じた真生について「自分だったら『こうならないようにしよう』ってことをやってしまう男の子」と表現し、「自分と距離があると感じたけれど、監督と話し合って距離を埋めることができました」と語った。試写会には中島さん、岨手監督のほか、菊池さん、臼田あさ美さん、杏子さんも登場した。

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