有村架純：共演者からの寄せ書きに大感激

　女優の有村架純さんが1日、東京都内で行われた主演映画「ビリギャル」（土井裕泰監督）の初日舞台あいさつに伊藤淳史さん、吉田羊さんら主要キャストと登場。主演として、常に現場を引っ張ってきた有村さんに、登壇者全員からその健闘をたたえてサプライズで寄せ書きがプレゼントされる一幕があり、有村さんは「すごいうれしい」と大感激の様子だった。

　舞台あいさつには、田中哲司さん、野村周平さん、安田顕さん、松井愛莉さん、土井監督も出席し、登壇者全員が有村さんへ向けて書いたメッセージを読み上げた。松井さんは「撮影で疲れているのに、私たちを引っ張ってくれてうれしかった」と感謝。また、有村さん演じる主人公の母親役を演じた吉田さんは、「女優・有村架純とちゃんと“親子”になれるか不安だったけど、名古屋ロケ初日にその不安は杞憂（きゆう）で終わった」と当時のエピソードを交えて振り返り、「スタッフをねぎらったり、（演じる）さやかとして存在する。これらを見たとき、この子は私が思うよりもずっと懐が深く、強くしなやかに生きる女優なんだなと心から脱帽した」と大役を務めた有村さんを褒めたたえた。最後は、伊藤さんから寄せ書きを渡され、有村さんは「みんなから愛されていることがさらに実感できて、今とても幸せな気持ち」とうれしそうに語っていた。

　「ビリギャル」は、累計90万部を突破した坪田信貴さんの書籍「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を実写化した映画。偏差値30の女子高生・さやか（有村さん）が、塾講師（伊藤さん）から心理学を駆使した指導を受けてやる気に目覚め、慶應大学に現役合格するまでの1年半が描かれている。