MD松尾のヒット解析：GW商戦は好調　トップは「パズマリ」

　TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー（MD）の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　ゴールデンウイーク（GW）は前年を上回る好調ぶりでした。ただ、後半はやや失速した印象。今年はずっと天候に恵まれたため、外に出る人が多かったのかもしれませんね。

　トップの「パズル＆ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション」（3DS、ガンホー・オンライン・エンターテイメント）ももちろんですが、「ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン」（WiiU・Wii、スクウェア・エニックス）、「ゼノブレイドクロス」（WiiU、任天堂）という昨年にはなかった据え置き機向けの人気タイトルが売り上げに大きく貢献したとみています。

　「いにしえの竜の伝承」は、前作「眠れる勇者と導きの盟友」を上回る人気ぶり。「ゼノブレイドクロス」は前作「ゼノブレイド」のファンというよりは、現在WiiUを楽しんでいる“現役”のユーザーが遊んでいる印象です。

　◇今週の動き

　「パズル＆ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション」が首位をキープするでしょう。続くのは「ファイナルファンタジーX／X－2 HDリマスター」（PS4、スクウェア・エニックス）と予想。ファン向けのタイトルですが、予約も好調です。3位には「マインクラフト」（Vita、SCE）が入るとみています。

　◇ランキングは次の通り。（4月27日～5月3日・TSUTAYA調べ・限定版含む）

1位　パズル＆ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション（3DS）

2位　ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン（WiiU）

3位　ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン（Wii）

4位　ゼノブレイドクロス（WiiU）

5位　ブレイブリーセカンド（3DS）

6位　ガールズモード3 キラキラコーデ（3DS）

7位　マインクラフト（Vita）

8位　ダイイングライト（PS4）

9位　ワンピース海賊無双3（PS3）

10位　東京新世録 オペレーションバベル（Vita）

　◇4～10日のランキング

1位　パズル＆ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション（3DS）

2位　ガールズモード3 キラキラコーデ（3DS）

3位　マインクラフト（Vita）

4位　ブレイブリーセカンド（3DS）

5位　ゼノブレイドクロス（WiiU）

6位　ダイイングライト（PS4）

7位　ワンピース海賊無双3（PS3）

8位　ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン（Wii）

9位　妖怪ウォッチ　真打（3DS）

10位　ソードアート・オンライン ロスト・ソング（Vita）

　◇プロフィル

　松尾武人（まつお・たけと）　TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ　リーダー

　「GAME　TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。