田中光:異色のお笑い芸人マンガ家は「タレント向いていない」 月1ライブだけ

「サラリーマン山崎シゲル~THE SWORD OF GALAXY~」のサイン会に登場した田中光さん
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「サラリーマン山崎シゲル~THE SWORD OF GALAXY~」のサイン会に登場した田中光さん

 お笑い芸人でマンガ家という異色の活動が話題となっている田中光さんが20日、ブックファースト新宿店(東京都新宿区)でマンガ「サラリーマン山崎シゲル~THE SWORD OF GALAXY~」(ポニーキャニオン)の発売を記念したサイン会を開いた。「週刊少年サンデー」(小学館)の「レタス2個分のステキ」など3本のマンガ連載を抱える田中さんは、お笑い芸人としての活動について「ほぼその活動(お笑い芸人の活動)ができないままです。(比率はマンガが)9.5と(お笑いが)0.5くらい。月1回はライブをしていますが……」と話した。

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 田中さんは、お笑い芸人の活動としてはフリップネタを得意としているというが、「人と話をするのが向いていない。タレントに向いていないと思っていたので、楽になった。お笑いは苦労しかなかった。漫才では共感してもらえなかったけど、マンガは少し共感してもらえる」とネガティブ発言を連発。所属事務所の先輩のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」には「芸人をやめろよ」と言われたといい、今後のマンガ家としての活動について「ここでとどまらず、いろいろなことをやってみたい」と話していた。

 田中さんは京都府出身で、京都精華大学芸術学部版画学科を中退後、お笑いの世界へ入り、大阪で活動。その後、活動の場を東京に移している。フォロワー数が約18万人を誇るツイッターマンガ「サラリーマン山崎シゲル」が話題になり、昨年8月から「グランドジャンプ」(集英社)で同作の連載がスタート。「週刊少年サンデー」(小学館)で「レタス2個分のステキ」、「小説 野性時代」(KADOKAWA)で「やせいじだい」を連載している。「サラリーマン山崎シゲル」は、上司に理不尽ないたずらをするサラリーマンの日常を描いたマンガで、昨年6月に発売されたコミックス第1弾は累計発行部数が11万部を突破した。

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