東山紀之:「相棒」枠の新刑事ドラマで主演 「伝統枠に恥じないものを」

 俳優の東山紀之さんが、7月にスタートするテレビ朝日の水曜午後9時枠の新連続ドラマ「刑事7人」で主演を務めることが25日、明らかになった。同作は、東山さん演じる、「時間」に執着する風変わりな主人公の刑事・天樹悠ら7人が難事件に挑む刑事ドラマで、「相棒」や「警視庁捜査一課9係」など数々の人気刑事ドラマを世に送り出してきた同枠で初主演となる東山さんは「先輩たちが作ってきた刑事ドラマの伝統枠に恥じないものを作りたい」と意気込んでいる。

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 東山さん演じる天樹は、協調性がなく、空気も読めず、何を考えているのかまったく分からない謎多き男。捜査能力は超一級品で、事件とは一見無関係かと思われる「時間」に対してこだわりを見せる。物語では、死亡推定時刻や犯行時刻、アリバイ時刻などから導き出した「加害者と被害者のタイムライン」に疑問を投げかけ、そこに生じる「空白の時間」の意味を探り、事件の真相に迫っていく。

 脇を固める共演陣も豪華で、天樹が配属される「警視庁捜査一課12係」の熱血刑事・沙村康介役で高嶋政宏さん、情報分析のエキスパート・山下巧役で片岡愛之助さん、正義感は強いが慢性的にやる気のない刑事・永沢圭太役で鈴木浩介さん、帰国子女で肝の据わったクールな女性刑事・水田環役で倉科カナさん、結果至上主義の係長・片桐正敏役で吉田鋼太郎さん、さらに、12係と連携する法医学教授の権威、堂本俊太郎役で北大路欣也さんが出演する

 東山さんは共演陣について、「どなたも素晴らしく、そして思わず『濃いなー!』と言っちゃったほどの顔ぶれ! これだけのキャストに囲まれた僕はとても幸せであり、とても不幸せです。この強烈な個性や経験、お顔を持っていらっしゃるメンバーと勝負しなきゃいけないわけですから!」とジョーク交じりに心配事を明かしつつ、「これから3カ月、皆さんと関わることによって、僕自身も深みを出せるような人間になりたいですね」と抱負を明かした。さらに「もちろん物語も濃いです! そういう作品の中心にいられることに喜びを感じています。そんな濃い作品をさらに充実させ、先輩たちが作ってきた刑事ドラマの伝統枠に恥じないものを作りたいと思います」とコメントを寄せている。

 また、伝統の水曜午後9時枠に「新しい刑事ドラマのレジェンドを作りたい!」と同ドラマを企画したという同局の三輪祐見子ゼネラルプロデューサーは、「かねてよりこの枠にぜひ、“東山刑事”をお迎えしたく熱望していましたが、今回その願いがかないました! 東山さんの新たな一面をお届けしたいと思っています」とアピールし、ドラマの見どころについて、「7人の『眼力の強さ』」と冗談めかし、「被害者と加害者の時と時が重なり合った瞬間、殺人事件は起こってしまいます。そのタイムラインをつなげていき、事件を解決するという新たな視点でお送りするドラマ。この熱いメンバーで繰り広げる、濃密な人間ドラマにぜひご期待ください」と語っている。

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