岡崎京子:料理本と初コラボ 学生時代の幻の作品がイラストに

岡崎京子さんのイラストが使用された料理本「夜遅ごはん 翌朝ごはん」
1 / 1
岡崎京子さんのイラストが使用された料理本「夜遅ごはん 翌朝ごはん」

 「リバーズ・エッジ」や「ヘルタースケルター」などで知られるマンガ家の岡崎京子さんのイラストが使用された料理本「夜遅ごはん 翌朝ごはん」(主婦と生活社)が5日、発売された。岡崎さんの作品が料理本に使用されるのは初めてで、岡崎作品と料理本の“初コラボ”に担当編集者は「岡崎さんご自身も喜んでくださっているとうかがい、著者もスタッフもうれしさと感謝の思いで制作させていただきました」と話している。

ウナギノボリ

 同書に使用されたイラストは岡崎さんが跡見学園女子短期大学生活芸術科に在学中に制作した縦905ミリ、横610ミリのろうけつ染めの作品の一部。1~3月に世田谷文学館(東京都世田谷区)で開催された大規模展「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」で未公開のプライベート作品として初公開された作品で、同書のコンセプトに合う月と太陽のモチーフを探していた著者の柳澤英子さんと担当編集者が岡崎さんの作品を見て一目ぼれし、岡崎さんと岡崎さんの家族に使用を依頼し、今回のコラボに至ったという。

 「夜遅ごはん 翌朝ごはん」は、東京メトロのフリーペーパー「metropolitana(メトロポリターナ)」(産経新聞社)で連載されていた柳澤英子さんの「シンデレラレシピ」に新レシピも加えて単行本化。帰宅時間が遅くなりがちな人たちが健康的な生活を送れるように手軽にできる“夜遅ごはん”と、同じ材料で簡単に作ることができる“翌朝ごはん”を提案している。A5判、112ページ。1200円(税抜き)。

マンガ 最新記事