森星:ファッションはバランス重視 「一つたりとも手は抜かない」

自身のおしゃれ術を語った森星さん
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自身のおしゃれ術を語った森星さん

 モデルの森星(もり・ひかり)さんが、初のスタイルブック「森星 スタイルブック『star』」(講談社)を出版した。女性ファッション誌「CanCam」(小学館)の専属モデルを経て、現在、国内外の雑誌や広告、ファッションショーで活躍する森さんが、私服や愛用コスメ、自室のインテリアなどを公開している。10~20代の女性を中心にファッションアイコンとして注目を集める森さんに、あらためて“星流おしゃれ術”を聞いた。

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 森さんは、祖母が世界的デザイナーの森英恵さん、姉がモデルの森泉さんというファッション一家に育った。そのため「洋服が大好き」だといい、「私にとってファッションは、洋服だけではなく、メークやネイル、ヘアスタイルなどすべてを含めたもの。トータルバランスが大事なので、一つたりとも手は抜きません」と語る。

 「例えば、洋服のポイントとして赤があったら、リップやネイルも同色でそろえてみたり。ベーシックな洋服なら、メークやネイルに旬のカラーを取り入れたり、エッジの利いたサングラスをかけてみたりしてピリ辛ファッションに仕上げる。あとは、頑張りすぎて見えないように、キメキメの洋服の時には、メークやヘアスタイルで抜け感を出したりしますね」と意識の高いコメントがポンポン飛び出す。

 そんな森さんの中で、今のブームは「カジュアルスタイル」。スタイルブックの中でも、Tシャツにデニム、スカジャンにミニスカートといった私服スナップを掲載しているが、「ベーシックなスタイルで単色系が多い。それからスニーカーもよくはいていますね。私のファッションって結構、着飾っているイメージが強いのかなと思うんですけど、普段はカジュアルだから、スタイルブックではそのギャップを見せたかったんです」と明かす。

 続けて「メンズの洋服を借りたようなスタイルが好き」という森さんが、今秋、着こなしたいファッションは「大ぶりのコートやニット、ブーツにタイトなパンツなどを合わせる」ビッグシルエット。色味は「ボルドーやオフホワイト、黒。でも、それだけだと暗くなりがちなので、あえてミントグリーンやイエローなど鮮やかな色を加えたい。カラーマスカラやアイライナー、ネイルにそういう色を取り入れてもいいですよね」と具体的なイメージを語る。

 一方で、「自分のファッションを一つのカテゴリーに収めたくない」とも語る森さん。

 「今はカジュアルスタイルが多いですけど、私服でも体のラインを出したセクシーな洋服も今後は着てみたい。今、私のファッションアイコンが(米モデルの)カイリー・ジェンナーなんですけど、彼女もゆるっとしたスニーカースタイルも着るし、ボディーコンシャスな洋服に高いヒールを合わせたり、そのギャップがカッコいいなと思って」とにっこり。「コンサバティブもモードも……いろんなスタイルが似合うモデルでいたい。どんなファッションにも染まれる存在でいたいんです。そこを強みにして、いろんな雑誌に挑戦したい」と変幻自在な星流ファッションを目指している。

 次回は、スタイルブックで対談している祖母・英恵さんの話や憧れの女性像について聞く。

 <プロフィル>

 もり・ひかり。1992年4月22日生まれ、東京都出身。祖母にファッションデザイナーの森英恵、姉にモデルの森泉を持つ。数々のファッション誌や広告でモデルとして活躍する一方、その明るいキャラクターでテレビ番組にも出演。今年4月から、料理バラエティー「新チューボーですよ!」(TBS系)の7代目MCに起用された。自身初となるスタイルブック「森星 スタイルブック『star』」(1500円、税抜き)が発売中。インスタグラム(https://instagram.com/xxhikarixx/)

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