2017年の大河ドラマが戦国時代に男の名で井伊家の家督を継いだ“おんな城主”井伊直虎が主人公の「おんな城主　直虎」に決まり、柴咲コウさんが主演を務めることが25日、分かった。同日、NHK放送センター（東京都渋谷区）で開かれた会見で発表された。柴咲さんが大河ドラマに出演するのは初めてで会見で「一度も出ていないのにもかかわらず大役が来たのが、本当に驚きました。光栄です」と語った。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　 直虎は遠江（静岡県）の井伊家当主・井伊直盛の一人娘として生まれる。直盛には男子がなかったため、次郎法師と名付けられ、幼くして分家の嫡男・亀之丞と婚約し、次の当主の妻となるはずだったが、亀之丞の父は今川家に謀反を疑われて殺害され、亀之丞も命を狙われて信州へ逃走。父・直盛が、今川義元もろとも桶狭間の戦いで討死し、後を継いだ直親は今川家に暗殺され、男が途絶える中、次郎法師は男として還俗し、虎松の後見人として城主になる。

　ドラマはオリジナルで脚本は「世界の中心で、愛をさけぶ」「白夜行」「仁－ＪＩＮ－」「とんび」「天皇の料理番」などの森下佳子さんが担当する。森下さんは「血湧き肉躍る戦国を直虎さんと共に熱くしたたかに生き抜いていくのが今から楽しみでならない状態になっています。そして、この握りしめた興奮を画面の向こうに上手に届けること、それをできる力が自分にあることを心から願ってやみません」とコメントしている。

　2016年8月にクランクイン予定で、放送は17年1月から。