マンガ新連載:「レイリ」 「寄生獣」作者が原作・脚本担当 執筆構想は14年!

「別冊少年チャンピオン」で連載が始まった「レイリ」=秋田書店提供
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「別冊少年チャンピオン」で連載が始まった「レイリ」=秋田書店提供

 雑誌やウェブで始まった注目作を取り上げる「マンガ新連載」。「寄生獣」などの岩明均さんが原作と脚本を手がけ、「秋津」などの室井大資さんが作画を手がけるマンガ「レイリ」が、12日発売の「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)12月号で始まった。1話と2話、計104ページにわたって掲載されている。

ウナギノボリ

 織田信長が武田勝頼を破った「長篠の戦い」から4年後の1579年、ある平山城で雑兵たちが、賭けをしながら剣術の試合をしていた。その中で戦場での経験もある権蔵という男が圧勝するが、権蔵は「レイリ」と呼ばれる1人の少女の前に立つと、自信のなさそうな顔をしながら、試合を申し込む……というストーリーだ。

 ◇秋田書店 別冊少年チャンピオン編集部

 岩明均先生がかつて「剣の舞」(講談社刊「雪の峠・剣の舞」収録)を「ヤングチャンピオン」誌に描かれた際におっしゃった「いつか一作を」。その言葉を守って14年前に執筆に着手。コツコツ、コツコツと原作を書き続けてくださいました。恐るべき完成度となったその原作を受け取ったのが鬼才・室井大資先生。傑作「秋津」の中で鮮烈に表明されたように、岩明先生を強くリスペクトし、なにより原作の面白さを完全につかんでくださった。技量。センス。相性。マンガ化していただくのにこれほどの作家は他に考えられません。

 岩明先生が「うまく力を合わせた作品になっていると思います」とアフタヌーン12月号で宣言してくださいました。うれしい!

 少女の激烈なる戦いを追う超本格時代劇。日本人の戦国史観を変える質さえ持っています。

 この作品が絶対のエンターテインメントとなることを確約させていただきます!

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