コミケ89:ソフトバンクは「ハイ☆スピード!」のラッピング基地局投入

「コミックマーケット89」に登場するソフトバンクの車載型基地局のデザイン
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「コミックマーケット89」に登場するソフトバンクの車載型基地局のデザイン

 ソフトバンクモバイルは、 東京ビッグサイト(東京都江東区)で12月29~31日に開催される日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット89」での電波対策として、劇場版アニメ「映画 ハイ☆スピード!-Free!Starting Days-」のキャラクターのイラストをラッピングした車載型基地局を配備することが分かった。

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 ラッピングイラストは、「絶対に速くなる!誰よりも速くなる!」というフレーズが付けられ、主人公・七瀬遙ら4人が描かれたキービジュアルがベースになる予定。同アニメを選んだ理由について同社は、人気があることに加え、「アニメのタイトルが『速いスピードでサービスする』という目的と重なるから」と説明している。また、コミケ89では、会場内のWi-Fi通信可能エリア付近に人気キャラクターの柱巻きポスターを掲出するほか、限定ステッカーを貼ったWi-Fiルーターを持ったスタッフも配置する。さらにコミケ期間中限定で、Wi-Fiの識別名もアニメの内容にちなんだオリジナルのものにする。

 車載型基地局は人が混雑する大規模イベントで通信の混雑を緩和するために使われる特別な車で、イラストをあしらった基地局はコミケ名物。毎回3大キャリアは人気アニメのデザインをラッピングした“痛基地局”を投入する。前回のコミケ88では、ソフトバンクが「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレボリューションズ」、KDDIがauの人気CMシリーズ「三太郎」に登場する桃太郎、浦島太郎、金太郎を二次元化したイラスト、NTTドコモが「ラブライブ!」のラッピング車を投入した。

 「ハイ☆スピード!」は、京都アニメーションのライトノベルレーベル「KAエスマ文庫」で発売されたおおじこうじさんの作品で、人気アニメ「Free!」の原案。「Free!」は、かつて水泳好きだった高校生の遙が仲間とともに水泳部を設立し、ライバルとの戦いを経て、泳ぎへの情熱を取り戻していく姿が描かれた。テレビアニメ第1期が2013年7~9月、第2期「Eternal Summer」が14年7~9月に放送され、女性を中心に人気を集めた。劇場版は、遙が真琴とともに岩鳶中学校に進学し、椎名、桐嶋と4人でメドレーリレーのチームを組むことになる……というストーリー。12月5日公開。

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