下町ロケット:第8話視聴率は20.4% 今年の民放連ドラ最高 

阿部寛さんが主演を務める連続ドラマ「下町ロケット」第8話のワンシーン=TBS提供
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阿部寛さんが主演を務める連続ドラマ「下町ロケット」第8話のワンシーン=TBS提供

 俳優の阿部寛さんが主演を務める連続ドラマ「下町ロケット」(TBS系)の第8話が6日に放送され、平均視聴率は20.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、人気刑事ドラマ「相棒シーズン13」(テレビ朝日系)の最終回(3月18日放送)で記録した20.3%(同)を上回り、今年の民放の連続ドラマで最高を記録した。 

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 第8話は、同ドラマにも出演し、先月14日に急死した俳優の阿藤快さんの口癖だった「なんだかなー」を、阿部さんがアドリブで披露した“追悼シーン”もあり、放送前から注目を集めていた。瞬間最高は終了間際の午後9時51分に記録した22.2%(同)だった。

 これまでの視聴率は、10月18日に放送された初回が16.1%、第2話が17.8%、第3話が18.6%、第4話が17.1%と推移。前半パート「ロケット編」の完結となった第5話では、今期の連ドラ最高で初の大台となる20.2%を記録。後半パート「ガウディ計画編」の初回となった第6話は17.8%にとどまったものの、先週第7話は17.9%と微増していた。

 「下町ロケット」は、池井戸潤さんの直木賞受賞作が原作。主人公・佃航平(阿部さん)は自分が開発したエンジンを搭載したロケットの打ち上げに失敗し、責任を取るために退職を余儀なくされ、父親が残した工場「佃製作所」を継ぐことになるが……というストーリー。11月22日放送の第6話からは、池井戸さんの最新刊「下町ロケット2 ガウディ計画」が原作で、医療分野も扱う「ガウディ計画編」に突入している。

 同じ「日曜劇場」枠で池井戸さん原作のヒットドラマ「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」を送り出してきたスタッフが手掛けていることでも話題を集めており、阿部さんが同局の連続ドラマに出演するのは、2010年4月期の日曜劇場「新参者」以来5年ぶりで、娘の利菜役で土屋太鳳さんも出演。「ガウディ計画編」からは小泉孝太郎さんや世良公則さんらも登場している。

 第8話では、一度は挫折しかけた新型人工弁の開発に、気持ちも新たに取り組む佃製作所のガウディチームだが、株式会社サクラダの桜田社長(石倉三郎さん)から資金繰りがついに行き詰まったことを聞かされる。一方、佃製作所にとってビジネスの本丸であるロケットエンジンのバルブ供給のコンペの日程が1週間早まり、バルブ開発チームは、短縮されたスケジュールでコンペに臨むことに……という内容だった。毎週日曜午後9時放送。

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