アニメやマンガを使った町おこしで有名な埼玉県久喜市(旧鷲宮町)が、コスプレをしたまま走る「コスプレ“マラソン”」を実施することが明らかになった。3月13日に久喜市総合運動公園で開催するオタク運動会「萌☆輪ぴっく」の一競技で、ハーフマラソン(21.975キロ)の100分の1の210.95メートルをコスプレ姿のまま走る。久喜市商工会鷲宮支所は「市役所でも『マラソンの距離なのか?』という意見も出たが、まずは参加者に楽しんでもらえれば」と話している。
ウナギノボリ
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オタク運動会は2009年から毎秋にさまざまな名称で開催していたが、今回はイベントを盛り上げるため、市主催のハーフマラソンと並行して開催する。コスプレマラソン「コスプレ久喜1/100ハーフマラソン」のほか、「萌え」にちなんだせりふの声の大きさを競うコンテストや痛車展示イベントなども実施。さらに会場となる運動公園はコスプレが可能になる。
「コスプレマラソン」は商工会のホームページで事前の参加申し込みを受け付けているが、コスプレで走るというハードルの高さを考慮して、人数制限は特に設けず、当日参加も受け付ける。事前申し込みの先着50人に埼玉県職員でマラソン選手の川内優輝選手の応援キャラクター「武比奈まい」グッズをプレゼントする。
同市は、アニメ「らき☆すた」で、作中に登場する神社のモデルとなった鷲宮神社があることで知られる。アニメ放送の2007年から多くのファンが“聖地巡礼”に訪れるようになり、町の知名度が一般層にも浸透。アニメを使った町おこしの成功例として注目されている。
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