俳優の安田顕さんが19日、東京都内で行われた主演映画「俳優 亀岡拓次」(横浜聡子監督)の完成披露試写会の舞台あいさつに登場。安田さんは、今回初共演した女優の三田佳子さんについて「迫力すごいですよ、妖艶で。瞳がとにかく引き込まれて、少女のようにも淑女のようにも見えるし、いろんな色に変わる。それを感じることができて本当に財産でした」と演技を絶賛するも、三田さんからは「なーんだかうそっぽーい。上手ねえ」とあしらわれタジタジに。報道陣から(三田さんの隣で)緊張しているか、と聞かれると「そりゃしますよ……」と答えるなど恐縮しきりだった。
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舞台あいさつには安田さん、麻生久美子さん、三田さん、横浜監督が出席。安田さんは、撮影中の思い出について、映画の中でホームレス役を演じたときのことに触れ、「天気がよかったので、(外に)寝てる状態でそのまま寝てたんですが、そこを通りかかった一般の方に本当のホームレスに間違われまして。『こんなとこになんで寝てんだよ』と……」とのエピソードを披露。また、劇中で三田さんの胸をもむシーンについても触れ、「人生においてこんなに命懸けで女性の胸をもんだのは初めてです」と冗談めかしつつ苦笑していた。三田さんは「今が盛りの安田顕さんとご一緒できて。今、上昇気流に乗っている方にお乳をもんでもらって元気をいただきました。ありがとう」とおどけて場を盛り上げた。
映画は、37歳独身の脇役俳優・亀岡拓次(安田さん)が、ロケ先で出会った居酒屋の女将(おかみ)の安曇(麻生さん)に恋をしてしまい、さらに世界的巨匠からもオーディションの声がかかって……という内容。30日から公開。
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