フジテレビ:15時間生放送は「思い切ったチャレンジ」 4月も大幅改編

改編記者発表会見を行ったフジテレビ
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改編記者発表会見を行ったフジテレビ

 フジテレビは7日、東京都内で4月の改編発表会を開き、新番組のラインアップを発表した。4月から毎週月~金曜は午前4時25分スタートの「めざましテレビアクア」から夕方の「みんなのニュース」が終了する午後7時まで、約15時間にわたる生放送を行う。ゴールデンタイム帯では「おーい!ひろいき村」「ペケポンプラス」などが終了し、新たに複数のバラエティー番組を投入。さらに平日午後11時台に新しい報道情報番組「ユアタイム~あなたの時間~」が始まるなど、全日帯(午前6時~深夜0時)19.9%、ゴールデン帯(午後7~10時)36.0%、プライム帯(午後7~11時)37.8%と昨年4、10月に続き高い改編率となった。

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 昼間は、現在放送している「ライオンのごきげんよう」、東海テレビ制作の“昼ドラ”が終了し、平日昼の情報番組「バイキング」と情報番組「直撃LIVE グッディ!」を拡大。これにより、「めざましテレビアクア」(毎週月~金曜午前4時25分放送開始)、「めざましテレビ」(同午前5時25分放送開始)、「とくダネ!」(同午前8時放送開始)、「ノンストップ!」(同午前9時50分放送開始)、「バイキング」(同午前11時55分放送開始)「直撃LIVE グッディ!」(同午後1時45分)、「みんなのニュース」(同午後3時50分放送開始)という約15時間“生放送”という流れになる。

 宮道治朗編成部長は、15時間生放送の狙いについて、「今テレビが視聴者の生活の中で担う役割、特にデイタイムに関しては、“時間を共有している”という部分が非常に重要になるのではと思っている。テレビですから、世の中に起こっていることをいち早くお伝えする、何が起きても対応できるような柔軟な体制を作るというそれらが非常に重要。思い切ったチャレンジだが、15時間の生放送を敢行して、視聴者の皆さんとデイタイムを、同じ時間を共有していくことを目指す」と語った。

 また、「直撃LIVE グッディ!」の前倒しスタートについて、「もちろん、(他局との)横並びを意識したこともあると思うが、とにかく15時間の生放送をするにあたった各番組が連携を取りながら相乗効果を図っていく。番組同士の“橋渡し”演出の予定もある。とにかく縦の流れ、各番組の連携をすごく意識して展開していきたい」と強調。同じく時間が拡大する「バイキング」について、「数字(視聴率)の面では、まだ成長過程だと思う。ただ最近になって、テーマをおいた生激論コーナーを最近始めて、これが非常に手応えがある。4月以降、このコーナーを大きくブラッシュアップして拡大した時間帯で展開していきたい」とし、同番組の系列各局の視聴率は「徐々に徐々に上がっている。番組は地方から数字が上がってくるというケースが非常に多いが、我々は可能性を十分感じている」と語った。

 そのほか、今回の改編では、毎週月~金曜の午後11時台に、モデルでタレントの市川紗椰さんと“ショーンK”の愛称で知られる経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上さんがキャスターを務める新情報番組「ユアタイム~あなたの時間~」、土日は4月末でフジテレビを退社するカトパンこと加藤綾子アナウンサーがMCを務めるスポーツ情報番組「スポーツLIFE HERO’S」を放送。バラエティー番組は、火曜、金曜、土曜の午後7時枠などで新番組をスタートさせる。

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