芳根京子:ぞうきん縫って朝ドラ新ヒロイン射止めた! 初の母親役にとまどい

2016年後期のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロイン・坂東すみれ役に決まった芳根京子さん
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2016年後期のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロイン・坂東すみれ役に決まった芳根京子さん

 女優の芳根京子さん(19)が10月にスタートする2016年後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「べっぴんさん」のヒロイン・坂東すみれ役に決まり、東京・渋谷の同局で6日に行われた会見に登場した。子供服作りにまい進するヒロインにちなみ、最終オーディションのカメラテストは「好きな先輩にぞうきんを縫う」というアドリブ芝居だったといい、祖母から裁縫を習っていたという芳根さんは「『あ、来た! これならできる』と思ったんですが、すごく緊張して。なかなか針に糸が通らなくて、2、3分『どうしよう』ってなった」と振り返りつつ、それでも「今までの撮影でなかったことで新鮮で楽しかったです」と笑顔を見せた。

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 また芳根さんは「祖母は裁縫の先生をしていたので、小学校の自由研究で一緒にぬいぐるみやきんちゃくを作っていました。だからお裁縫は遠い存在ではなかった」といい、「(ヒロインとして)おけいこもするので技術を上げていきたい」と前を向いた。役の中で初めて母親を演じることについては「とまどいが大きいし、こういうふうに演じようとはまだ思っていない」と明かしつつ、「今は自分が小さかった頃の話を母親に聞いていて、お母さんという感覚をしっかりとつかんでいきたいし、自立した女性をしっかり演じられるよう頑張りたい」と力を込めた。

 「べっぴんさん」は、95作目の朝ドラで、神戸市に本社を置く子供服の「ファミリア」創業者の一人、坂野惇子さんをモデルにしたヒロイン「すみれ」の物語。戦後の焼け跡の中、娘や女性のために、子供服作りにまい進するヒロインと家族の姿が描かれる。脚本はテレビドラマ「ファーストクラス」(フジテレビ系)などを手がけた渡辺千穂さんが担当する。10月3日から17年4月1日まで全151回の放送を予定。

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