今週のとと姉ちゃん:第5週「常子、新種を発見する」見どころ 個性的キャラが続々登場

富江の部屋の前で、見慣れないボタンを拾う常子(高畑充希さん) (C)NHK2016
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富江の部屋の前で、見慣れないボタンを拾う常子(高畑充希さん) (C)NHK2016

 高畑充希さん主演のNHK連続テレビ小説朝ドラ)「とと姉ちゃん」は2日から、第5週「常子、新種を発見する」に入る。一家は拠点を浅草・深川の仕出し屋「森田屋」に移し、新たな生活が始まった。新たな人々が続々登場した朝ドラ。今週の見どころは……。

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 「とと姉ちゃん」は、生活総合誌「暮しの手帖」創業者の大橋鎭子(しずこ)の軌跡をモチーフとしたドラマ。11歳で父を亡くしたことを境に家族の父代わりとなった小橋常子(高畑充希さん)が浜松から上京し、女性向けの雑誌を創刊。高度経済成長期を生きる女性に支持されていく……というストーリー。第4週「常子、編入試験に挑む」は、常子たちが急きょ住み込みで働くことになった仕出し屋「森田屋」で、大女将・森田まつ(秋野暢子さん)ら個性的な面々との生活を中心に、植物オタクの帝大生・星野(坂口健太郎さん)、編入先の女学校の同級生・中田綾(阿部純子さん)らとの出会いなどが描かれた。

 第5週「常子、新種を発見する」は、洗濯していた制服がなくなったと、常子のところに鞠子(相楽樹)が駆け込んでくる。制服は見当たらず、翌日常子は富江(川栄李奈さん)の部屋の前で、見慣れないボタンを拾う。学校で綾(阿部さん)の制服を見て、事情を察した常子が、配達帰りの富江に尋ねると、富江は衝動で着てみた拍子に裏側が破れてしまい、誰にも言えず黙っていたのだと告白する。

 森田屋の皆に内緒で直そうと、清(大野拓朗さん)に頼み込み、滝子(大地真央さん)に黙ってミシンを使おうとするが、すぐに見つかってしまう。滝子は孫なんだから遠慮せず堂々と使えばいいと怒らず諭し、また「(母の実家の材木問屋の)青柳(商店)を継ぐつもりはないのか」と尋ねる。常子は「考えたこともない」と笑って答えるが、自分の将来を意識することになる。森田屋に戻ると、富江が制服を盗んだことが皆に知れ渡っていた。激怒する宗吉(ピエール瀧さん)に、沈黙するまつ(秋野さん)や照代(平岩紙さん)たち。常子がかばおうとするも、富江は真相を話し始める……という展開。後半は、新種の植物を懸命に探し続ける星野(坂口さん)と、常子たちの騒動が巻き起こる。

 第5週の見どころは、森田屋の大将・宗吉の一人娘の富江が巻き起こす制服騒動だ。富江役の川栄さんは、「AKB48」卒業後、舞台に主演してその演技が高く評価され、今春の民放ドラマにも出演し、女優としての進境著しい。富江は一見クールだが、内には温かいものを秘めた女性で、森田屋の跡取りとして、ぬか床の管理も任されている。そんな富江を演じる川栄さんは、自らぬか漬けに挑戦し、箸の持ち方のトレーニングをするなど役作りに余念がない。朝ドラ出演が念願だったという川栄さんが、どんな演技を見せるのか、注目したい。

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