東京・秋葉原などで中古ゲームやDVDを販売する「TRADER(トレーダー)」の家庭用ゲーム部門責任者を務める小林俊一さん。1日のうちに価格がめまぐるしく変動する激戦区を見つめる小林さんに、4月の集計を基に中古市場の今を語ってもらいます。
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新年度がスタートする4月は、ゲームが売れづらく新作のラインアップも乏しいのですが、今年もその傾向は変わりませんでした。ただし、下旬に発売された「実況パワフルプロ野球2016」(PS4・PS3・Vita、コナミデジタルエンタテインメント)は非常に好調でした。作品の評価が高かったことに加え、1年半以上発売されなかったことも手伝って大ヒット。初回出荷分はほとんど売り切れて、一時品薄状態になっていたようです。これだけ売れるというのは、やはり待ち望んでいたユーザーの多さを裏付けており、今後を考える上でもうれしかったですね。その他のタイトルでは、「バレットガールズ2」(Vita、ディースリーパブリッシャー)や「ロゼと黄昏の古城」(同、日本一ソフトウェア)などがよく売れました。
中古市場のランキングは、トップの「モンスターハンタークロス」(3DS、カプコン)を筆頭に定番タイトルが強く、3月とあまり変わらない順位になりました。高回転するPS4タイトルが主体なのも3月と変わりませんが、「ドラゴンクエストビルダーズ」(スクウェア・エニックス)、「進撃の巨人」(コーエーテクモゲームス)などの人気作は在庫がなくなりランク外になりました。また、「逆転裁判」のテレビアニメがスタートしたことに伴い、「逆転裁判123 成歩堂セレクション」(3DS、カプコン)、「逆転裁判5」(同)などもよく売れました。
5月も新作のラインアップはやや静かですが、「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」(PS4、ソニー・インタラクティブエンタテインメント)、「ドラゴンクエストヒーローズ2」(PS4・PS3・Vita、スクウェア・エニックス)、「オーバーウォッチ」(PS4、同)など少数精鋭の印象で期待できそうです。
1位 モンスターハンタークロス(3DS)
2位 ダークソウル3(PS4)
3位 フォールアウト4(PS4)
4位 ガンダムブレイカー3(PS4)
5位 真・女神転生4 FINAL(3DS)
6位 ガンダムブレイカー3(Vita)
7位 艦これ改(Vita)
8位 DEAD OR ALIVE Xtreme 3(PS4)
9位 ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3(3DS)
10位 オーディンスフィア レイヴスラシル(Vita)
小林俊一(こばやし・しゅんいち) 中古ゲームショップ「トレーダー」家庭用ゲーム部門責任者
中古専門店「トレーダー」設立時からの古参社員で、秋葉原・新宿店の家庭用ゲームすべての価格設定などを担当。ゲームの販売・仕入れ・卸などゲーム流通業界一筋で、趣味と経験を生かして、オールドゲームから海外ゲームまで精通している。
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