滝川クリステル:“セカネコ”とコラボで犬猫保護キャンペーン「ブームに惑わされないで」

映画「世界から猫が消えたなら」のチャリティーキャンペーン記者会見に出席した滝川クリステルさん
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映画「世界から猫が消えたなら」のチャリティーキャンペーン記者会見に出席した滝川クリステルさん

 フリーアナウンサーの滝川クリステルさんが9日、東京都内で行われた映画「世界から猫が消えたなら」(永井聡監督、5月14日公開)のチャリティーキャンペーン記者会見に出席。同映画関連グッズの売上金を自身が代表理事を務める「一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル」を通じて、日本の犬猫殺処分、放棄、虐待行為ゼロを目指す活動に充てると発表した滝川さんは「『ネコブーム』という言葉に惑わされずに真摯(しんし)に命に向き合ってほしいと切に願います」と訴えた。

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 チャリティーキャンペーンは、映画と三越伊勢丹とのコラボで、劇中に登場する2匹のネコ「レタス」と「キャベツ」のマスコット(各300円)をチャリティー販売し、売上金を滝川さんが代表理事を務める「一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル」を通じて、日本の犬猫殺処分、放棄、虐待行為ゼロを目指す活動に充てるというもの。売り上げ金の一部は、熊本地震の被災地支援にも役立てるという。

 この日、滝川さんは日本の犬猫殺処分の数が先進国の中でも多いことなどを真摯に訴えると、「最近『ネコブーム、ネコブーム』といろいろなところで目にします。このような映画でも『ネコ』という文字が躍ります。ただそこでこういう裏側の事実を伝えるという思いをもって公開していただくって、こういうことがあると、私は優しい心がもっとつながるなって思えますし、これを機にもっともっとこういうことが増えていけばいいなって思っております」とも語ってみせた。

 「世界から猫が消えたなら」は、「モテキ」や「電車男」などを手がけた映画プロデューサーの川村元気さんの人気小説が原作。2013年の本屋大賞にノミネートされたほか、マンガ化やラジオドラマ化もされた。余命わずかと宣告された郵便配達員が、自分と同じ姿をした悪魔と「世界から何かを一つ消すことで、一日の命を得る」という取引をしながら、かつての恋人、親友、家族との絆を確かめていく姿を描く。佐藤健さんが主人公の郵便配達員の「僕」と「自分と同じ姿をした悪魔」の2役、宮崎あおいさんが「僕」の初恋の相手の「彼女」を演じる。

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