故逸見政孝さん:がん告白会見後、息子への手紙 特別公開に盟友渡辺正行も号泣「ぶっちゃけ寺」

「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺」に出演した逸見太郎さん(右)と司会の「爆笑問題」=テレビ朝日提供
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「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺」に出演した逸見太郎さん(右)と司会の「爆笑問題」=テレビ朝日提供

 1993年に胃がんのため48歳の若さで亡くなった伝説のアナウンサー・逸見政孝さんが、がん公表の記者会見直後に、長男でタレントの逸見太郎さんに宛てて送った手紙が、9日放送のバラエティー番組「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺」(テレビ朝日系)で特別公開されることが明らかになった。手紙に込められた逸見さんの思いに、長年番組で共演していたタレントの渡辺正行さんと、アナウンサーの有賀さつきさんも号泣したという。

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 逸見さんは、フジテレビアナウンサー時代にニュースキャスターとして活躍。フリー転向後は、「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」、「夜も一生けんめい。」(日本テレビ)、「たけし・逸見の平成教育委員会」(フジテレビ)などの数々の人気バラエティー番組の司会を務め、“国民的アナウンサー”としての地位を確立した。だが、人気絶頂の93年に胃がんを発症、自ら会見を開いて当時としては異例のがん告白を行ったが、闘病むなしくこの世を去った。

 番組では、逸見さんの死後23年がたち、長男の太郎さんが自宅のガレージに保管していた遺品の整理を決断。「SHOW by ショーバイ!!」でサブ司会としてコンビを組んだ渡辺さんと、フジテレビの後輩アナウンサーの有賀さんも協力して遺品の整理を行った。遺品はがん告白会見で着ていたスーツや、衣装の学生服、トレードマークのメガネなど愛用品で、お坊さんのアドバイスを受け、父の思い出を振り返りながら、整理していく。

 さらに、留学中だった太郎さんにあてて、がん告白会見の直後に書かれた逸見さんの手紙も特別公開され、逸見さんの闘病への覚悟や息子への思いがあふれた内容で、こみ上げる感情を必死に抑えながら太郎さんが朗読し、渡辺さんと有賀さんの目からは涙があふれたという。

 「ぶっちゃけ寺」は、爆笑問題の司会で、現役のお坊さんをゲストに、仏教や寺院などにまつわる話題を紹介するバラエティー番組。この日は、クイズ番組「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」との合体で、「ぶっちゃけ寺&Qさま!! 豪華2本立て3時間SP」として、9日午後7時から放送される。

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