リオデジャネイロ五輪に出場する競泳の萩野公介選手が16日、母校の東洋大学(東京都文京区)で行われた日本代表選手壮行会に、同じ競泳の内田美希選手、水泳部の平井伯昌監督とともに出席。2012年のロンドン五輪の男子400メートル個人メドレーで3位に入り、銅メダルを獲得している萩野選手は、リオ五輪では「もちろん狙っているのは一番いい色のメダルなので、それを持って心の底から笑顔の状態で、皆さんにご報告できればと思います」と力強く宣誓した。
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萩野選手と内田選手はロンドン五輪に続く2度目の五輪出場で、萩野選手は男子400メートル個人メドレーに加え、男子200メートル個人メドレー、男子200メートル自由形、男子4×200メートルフリーリレー、内田選手は女子4×100メートルフリーリレーと女子4×100メートルメドレーリレーに出場する。
萩野選手は「今まで一緒に練習してきた北島(康介)さんが引退されて、すごい寂しいなって思うと同時に、オリンピックに向けての準備をすでに始まっている」と気を引き締めると、「(自分が)引っ張っていくというよりは、自分のやるべきことをやるというのが、一番やらなくてはいけないこと。まずはそれに集中して、みんなで日本チームを、誰が特にというよりも、チーム全体で精いっぱい、若手も含めて一丸となってやっていけるように、合宿中もチームミーティングを行っている」と自信を見せた。
また競泳日本代表のヘッドコーチも務める平井監督は「ナショナルチーム全体のこともなんですけど、萩野公介と内田美希にはいい成績を出してもらって、金メダルをとってもらって、胸張っていい報告ができたらと思います」とコメント。内田選手は「世界で戦って、メダルを狙って、いいレースをして、帰ってきていい報告をしたい」と笑顔で語った。
壮行会には競歩の松永大介選手も出席。萩野選手、内田選手、松永選手には、花束や寄せ書き入りの横断幕が手渡された。男子20キロメートル競歩に出場する松永選手は「リオでは100%以上の力を出さなければ、メダルはおろか入賞はできませんが、今100%以上の力を出す自信はあるので、しっかり一つ一つ前をとらえていって、一つでも上の順位を目指して頑張りたいと思います」と意気込んでいた。
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