元SKE48で女優の松井玲奈さんが18日、東京都内で行われた主演舞台「新・幕末純情伝」の製作発表会に出席した。故・つかこうへいさんの代表的な作品で松井さんは主人公の沖田総司役で出演。劇中では、坂本龍馬役のお笑いコンビ「NON STYLE」の石田明さんとのラブシーンもあるといい、意気込みを聞かれると「意気込んでもどうしようもないので……」と苦笑しつつ、「(台)本を読んでいて、ラストのシーンなどは読んでいる時点で自分でも涙が出てくるようなお話なので、見ている方にも自分が思っている気持ちが伝わって、同じ気持ちになってくれたらうれしい」と意気込んだ。
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発表会には石田さんや演出を務める岡村俊一さんらも出席。同じくラブシーンについて聞かれた石田さんは「そりゃ、演出のままに」とにやり。報道陣から「石田さん相手に大丈夫?」と聞かれた松井さんは「どっちに答えても失礼になりますよね」と答えるも、石田さんから「そう言うということは、そう思っているということですよね?」と突っ込まれ、「そうですね、すみません……」と苦笑いだった。
「幕末純情伝」は、1989年8月に初演され、「幕末純情伝」「新・幕末純情伝」として、繰り返し上演されてきた、つかさんの代表作の一つ。幕末の京都を舞台に、新選組の沖田総司が実は女だったという設定で描かれる。沖田総司役はこれまで、藤谷美和子さん、広末涼子さん、石原さとみさん、鈴木杏さん、桐谷美玲さんらが演じ、松井さんは9代目となる。
松井さんが舞台で主演するのは、グループを卒業後、初めてで、松井さんは「プレッシャーはないですね。歴史もあって、(過去に)すごい方がやってきた作品なので、その中で自分なりに出演者の方たちと一番よかったというものを作りたい」と意欲十分。また、4月に右腕を骨折した石田さんは、現在リハビリ中といい、「一応肩も上がります」と経過を報告。岡村さんが骨折した石田さんの役を「考え直している」と冗談めかして語ると、「それだけは勘弁して。今僕は必死ですよ。骨折を治すために、松井秀喜やベッカムがやっている治療法を全部やっている。引くぐらいお金がかかっている。できる限りのことをやっているので何とか」と懇願していた。
発表会には、細貝圭さん、早乙女友貴さん、味方良介さん、荒井敦史さん、伊達暁さんも出席。同舞台は、天王洲銀河劇場(東京都品川区)で6月23日~7月3日に、また紀伊國屋ホール(東京都新宿区)で7月6~17日に、梅田芸術劇場(大阪市北区)のメインホールで同月22~24日に上演される。