MD松尾のヒット解析：「アンチャーテッド」がV2　期待の「DQヒーローズ2」発売

　TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー（MD）の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　「アンチャーテッド　海賊王と最後の秘宝」（PS4、ソニーインタラクティブエンタテインメント）が前回に続き首位をキープ。正直なところ想像以上の売れ行きですね。2位には新作の「ホームフロント レボリューション」（PS4、スパイク・チュンソフト）がランクイン。「アンチャーテッド」の影響はあったと思いますが、それでも2位に入ったのはよかったですね。「星のカービィ　ロボボプラネット」（3DS、任天堂）も引き続き好調でした。

　◇今週の動き

　期待のビッグタイトル「ドラゴンクエストヒーローズ2」（PS4・PS3・Vita、スクウェア・エニックス）が上位を独占するでしょう。前作がPS4のエントリーユーザーを大幅に増やしただけに、今回もPS4本体のけん引に期待しています。順位はPS4版、Vita版、PS3版の順だと予想していますが、特に、初登場となるVita版に注目。「ドラゴンクエストビルダーズ」などを遊んでいた新規ユーザーが多いと想定しており、PS4版とはユーザーがはっきり分かれそうです。その他の新作では「オーバーウォッチ」（PS4、スクウェア・エニックス）もヒットしそうです。

　◇ランキングは次の通り（16～22日・TSUTAYA調べ・限定版含む）

1位　アンチャーテッド　海賊王と最後の秘宝（PS4）

2位　ホームフロント レボリューション（PS4）

3位　星のカービィ　ロボボプラネット（3DS）

4位　実況パワフルプロ野球2016（PS4）

5位　実況パワフルプロ野球2016（Vita）

6位　DOOM（PS4）

7位　妖怪三国志（3DS）

8位　僕のヒーローアカデミア バトル・フォー・オール（3DS）

9位　喧嘩番長 乙女（Vita）

10位　ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3（3DS）

　◇プロフィル

　松尾武人（まつお・たけと）　TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ　リーダー

　「GAME　TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。