宮藤官九郎:TOKIO長瀬の起用理由は「顔芸」 衝撃の赤鬼ビジュアルも「格好いい」

映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」のトークイベントに出席した宮藤官九郎さん
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映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」のトークイベントに出席した宮藤官九郎さん

 脚本家の宮藤官九郎さんが29日、東京都内で映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」の公開記念のトークイベントに出席。映画は“地獄”を舞台にした宮藤さん監督、脚本のオリジナル作品で、「TOKIO」の長瀬智也さんが赤鬼・キラーK役で主演しており、起用理由について宮藤さんは「キラーKは長瀬くんから発想したので、長瀬君がやるのが大前提だった。長瀬君の面白さを引きだそうと思うと人間じゃないくらいいかないとダメかなと思って、割とストレートに“顔芸”ですかね」と明かした。

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 映画は宮藤さんの監督最新作で、不慮の事故で地獄に落ちた高校生・大助(神木隆之介さん)が生き返りを目指して地獄の赤鬼・キラーK(長瀬さん)とともに奮闘するコメディー。長瀬さん演じるキラーKは、地獄専属ロックバンド「地獄図(ヘルズ)」のボーカル&ギターで、ライブでは“鬼ギター”をかき鳴らし、MOJA(亡者)と呼ばれるオーディエンスたちを熱狂させる……という役どころで、真っ赤な顔面に金髪、角やキバを生やした衝撃的なビジュアルで登場している。

 長瀬さんとはドラマ「池袋ウエストゲートパーク」や「タイガー&ドラゴン」「うぬぼれ刑事」など何度もタッグを組んできた宮藤さんだが、今回の撮影現場で様子について「思っていた以上だった。顔芸と言ったけど、長瀬君の表現力(がすごい)」と絶賛。「長瀬君と仕事をしすぎてかっこいいということを時々忘れてしまうけど、この格好して初めてステージでライブシーンを撮ったとき、『この人かっこいいんだ』と久しぶりに思い出した」と苦笑交じりに明かしていた。

 また、神木さんについても「台本を書いていくうちに、大助は変なやつだなと思ってきて、地獄を全く理解していないというキャラクターにだんだんなった。その辺から誰がいいかを考えていたら神木君がいいかなと。あのヘラヘラしている感じが」と起用理由を明かして、会場の笑いを誘っていた。

 映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」は6月25日公開。尾野真千子さん、森川葵さん、桐谷健太さん、清野菜名さんらも出演する。この日のイベントには、同作の美術を担当した桑島十和子さん、小泉博康さんも登場した。

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