コロッケ:ブレークのきっかけはタモリの“酷評” 総工費5億円ものまねレストラン開店秘話も

「似てないけど面白い」独自のものまねの誕生秘話を語るコロッケさん
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「似てないけど面白い」独自のものまねの誕生秘話を語るコロッケさん

 ものまねタレントのコロッケさんが、タモリさんのアドバイスで「似てないけど面白い」という独自の芸風を確立するきっかけをつかんだ“ブレーク秘話”を、4日放送の「サタデープラス」(MBS・TBS系、土曜午前8時)で明かしている。また、総工費約5億円のものまねレストラン開店や、年間1億5000万円かけるというステージセットへのこだわりなども語る。

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 コロッケさんは、「人生のためになるお金の使い方」を紹介する「マネープラス」に出演。美川憲一さんや岩崎宏美さんらの動きを誇張した「似てないけど面白い」ものまねで知られるが、素人時代に故郷の熊本では“正当派”のものまねで繁華街では知らない者がいないほどの人気だった。東京のラジオ番組に出演することになり、タモリさんと赤塚不二夫さん、所ジョージさんの前でものまねを披露したが、「似ているけど面白くない」と酷評されたという。

 タモリさんの言葉に悩んでいたところ、ものまねをしようとしてかけたレコードの回転数を間違え、早回しになったが、そのままものまねしたら大爆笑で、その曲が岩崎さんの「シンデレラ・ハネムーン」だったことから、コロッケさんの代名詞ともいえるネタが誕生した。そして、お笑いオーディション番組「お笑いスター誕生!!」(日本テレビ系)に出演、審査員のタモリさんから、「前より面白くなった」と声をかけられたという。そこから一躍人気者になったコロッケさんは「その場にタモリさんがいたことが、何かのレールに乗っけられているようだった」と振り返る。

 番組では、ステージで、衣装や音響、スクリーン、ムービングライトまでミュージシャン顔負けのこだわりで、年間約1億5000万円をかけるコロッケさんを紹介。豪華なステージについて「ニセモノの自分のステージにお金を払って見にきていただいているお客様のためにも、こちらもお金をかけて見せないと失礼だ」と独自の哲学を語る。また、「モノマネがエンターテインメントショーとして見てもらえるようにしたい」と1月に総工費約5億円をかけ、ものまねレストラン「コロッケミミックトーキョー」を開店、「モノマネだけではエンターテインメントにならない。芝居もダンスもコントもできるボードビリアンを目指したい」と語る。

 放送は4日午前8時から。

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