逆転裁判:作中テレビに「99.9」 ドラマではキャラの名が 裁判もの、局を超えて“エール交換”?

「逆転裁判~その『真実』、異議あり!~」の1シーン(C)CAPCOM/読売テレビ・A-1 Pictures
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「逆転裁判~その『真実』、異議あり!~」の1シーン(C)CAPCOM/読売テレビ・A-1 Pictures

 法廷で無実の罪を着せられた依頼人を救う弁護士を描いた大ヒットゲームをアニメ化した「逆転裁判~その『真実』、異議あり!~」(読売テレビ・日本テレビ系毎週土曜午後5時半)の25日放送分で、人気グループ「嵐」の松本潤さん主演のドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」(TBS系)を思わせる「99.9」の文字が、画面のテレビの中に登場。19日放送された「99.9」の最終回では、「逆転裁判」のキャラクター名が登場し、同じ刑事裁判の弁護士を描いた作品同士、局を超えたエールの交換がネットで話題になっている。

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 「逆転裁判」は、主人公の弁護士が、無実の罪に問われている被告人を弁護し、裁判で無罪を勝ち取るというカプコンの法廷アドベンチャーゲーム。シリーズ累計販売本数は560万本以上を誇り、実写映画化、舞台化もされた。アニメは、“ナルホドくん”こと、新米弁護士の成歩堂龍一(なるほどう・りゅういち)が、一歩間違えば有罪が決まってしまう絶体絶命の状況を「異議あり!」の言葉とともにひっくり返していくストーリー。25日に放送された第13話「逆転の約束」では、検事・御剣怜侍(みつるぎ・れいじ)と成歩堂の少年時代の友情が描かれたエピソードで、御剣少年が家で見るテレビアニメの提供クレジットに「99.9」が登場した。

 「99.9-刑事専門弁護士-」は、有罪率99.9%という刑事弁護の世界を舞台に、逆転不可能な状況の中、残された0.1%の可能性にこだわって事実を追求しようとする刑事専門弁護士たちの活躍を描いた。松本さんが超型破りな若手弁護士・深山大翔を演じ、深山とチームを組む弁護士・佐田篤弘役で香川照之さん、立花彩乃役で榮倉奈々さんが出演。初回と最終回の平均視聴率は19.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。今年の民放連続ドラマで最高だった。最終回のエンディングに登場する新聞の中に、「法務省人事」の欄に、「逆転裁判」に登場する検事のキャラ「御剣怜侍」と「狩魔冥」の名前が掲載されていた。

 「99.9」では、刑事裁判というシリアスなテーマを描きながら、深山が寒いダジャレを連発したり、「ラーメンズ」の片桐仁さんやソロユニット「レキシ」の池田貴史さんら演じるコミカルなパートがあり、エピソードの中にもさまざまな「小ネタ」が満載で、ネットで話題となっていた。

 今回は「逆転裁判」の制作スタッフが「99.9」のパロディーに応えて、クリエーターの遊び心で盛り込んだようだ。

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