CBCテレビ:開局60周年公式ソング完成 プロデューサーDJ RYOWは「新しい出会い」に期待

CBCテレビの開局60周年プロジェクト「60サンキュー!」の公式ソングを手がけ取材に応じた(左から)SOCKSさん、DJ RYOWさん、JASMINEさん
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CBCテレビの開局60周年プロジェクト「60サンキュー!」の公式ソングを手がけ取材に応じた(左から)SOCKSさん、DJ RYOWさん、JASMINEさん

 今年開局60周年を迎えるCBCテレビ名古屋市中区)の開局60周年プロジェクト「60(ロクマル)サンキュー!」の公式ソングが完成した。「感謝」をテーマにしたヒップホップミュージックで、タイトルは「ありがとう」。作曲とプロデュースを手がけた岐阜県大垣市出身のヒップホップアーティスト、DJ RYOW(リョウ)さんは、名古屋市内のスタジオでレコーディングの合間に取材に応じ、曲について「どんな年代の人にも伝わると思う。(テレビを通じて)いろいろな人に聞いてもらえることがうれしいですね。今まで出会っていない人に出会えたら」と新しい出会いに期待した。今後、同プロジェクトの関連番組やイベントなどで使用される。

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 「ありがとう」は、歌手のJASMINE(ジャスミン)さんがメインボーカルを務め、愛知県知多郡出身のラッパーSOCKS(ソックス)さんがラップを担当。歌詞は、視聴者から「誰かに感謝の気持ちを伝えるためのフレーズ」を募集し、そのフレーズを基にJASMINEさんとSOCKSさんが書き上げた。12歳から68歳まで100通を超える応募があったという。8月24日にiTunes、レコチョクなどで配信される。

 CBCテレビの今泉昌也プロデューサーは「これまで“周年ソング”を作った経験はありましたが、ヒップホップのジャンルはありませんでした」といい、今回ヒップホップを採用した理由を「60周年を機に、これまで大切にしてきたことはそのままに、新たな取り組みを始めるという意味で選びました」とコメント。さらにヒップホップが「地域性を重んじる(地元を大切にする)ことが特徴であること」「日本でいま再び注目されていること」も理由に挙げた。

 またRYOWさんの起用理由について「地元出身で名古屋をベースに活動しつつも、全国、海外でも評価が高いDJであること、さらに動画再生数が100万回を超えるなど、今の時代にふさわしい」と語っている。

 RYOWさんは、公式ソングのオファーを受けた際を「びっくりしたし、僕で大丈夫ですかと思った。僕、テレビ向きじゃないと思うので……」と冗談めかしつつ、「(オファーされて)光栄。いい曲にしたいなと思いました」と振り返った。またテレビで放送された、同曲に関するインタビューを偶然見た親から電話がかかってきたと明かし「ちょっとほめられて、うれしかった。人生で2回目のほめられたこと」と照れたように素顔をのぞかせた。

 RYOWさんから歌詞を任されたJASMINEさんと、SOCKSさんも取材に応じ、JASMINEさんは「(詞を)書いている時期はすごく幸せでした。(応募の中から)私に“刺さった”フレーズを使って、キレイな流れになるように言葉を探しました。(その中の)『Smile, you can change the world』は、学校を卒業するときに先生が教えてくれた言葉だそうで“それ超大正解!”って思って(歌詞に使った)」と明かした。またSOCKSさんは「『ありがとう』『感謝』という言葉の意味を考えさせられて勉強になりました」と語った。

 3人は、30、31日にナガシマスパーランド(三重県桑名市)で開催される野外音楽フェス「TOKAI SUMMIT FINAL」の30日のステージにDJ RYOW feat. JASMINE & SOCKSとして出演し、公式ソングをお披露目する。JASMINEさんは「感謝はつい忘れてしまうことでもあるので、感謝に気づく人が増えるように頑張ります。一人一人の目を見てちゃんと伝えたい」と意気込んでいる。

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