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宮川大輔&藤森慎吾:「ミュータント・タートルズ」最新作で吹き替え声優 4兄弟を芸人置き換え…

映画 芸能
映画「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>」について語った宮川大輔さん(右)と「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾さん

 忍者のカメ4兄弟が活躍する「ミュータント・タートルズ」のシリーズ第2作となる映画「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>」(デイブ・グリーン監督)が全国で公開中だ。化学物質で人間のような姿に変えられたカメの忍者グループが、脱獄した宿敵シュレッダーの企みを阻止するため立ち上がるが、異次元から悪の帝王クランゲが襲来し大ピンチを迎えるというストーリー。シュレッダーの脱獄を手助けする子分のビーバップ&ロックステディの日本語吹き替えを担当したお笑い芸人の宮川大輔さんとお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾さんに聞いた。

 ◇シリーズファンということで共にオファーを快諾

 共にタートルズのファンだという2人は今作のオファーを聞き、宮川さんは「声の吹き替えというのが初めてだったのと、関西弁というのも気になっていて、大丈夫なんかなと思ったところはありました」と振り返り、藤森さんも「関西弁で、宮川さんの感じでお願いしますということだったので、(安心して)やらせていただきますと。フィギュアとか買ったりして昔からこのキャラが好きだったので、携わらせてもらってすごく光栄です」と喜ぶ。

 さらに宮川さんが、「(タートルズの)シーツを買ったこともあって」と話すと、「シーツってだいたい無地だから、いまだにちょっと信じてないんですけど(笑い)」と藤森さんが指摘。宮川さんは「信じてないってなんやねん。無地はお前の家やろ(笑い)。うちは柄物多いし、本当に向こうで売っていて、ハワイのほうなんかな?」と実際にあったと主張する。

 半信半疑で聞いていた藤森さんだが、今回のオファーには「すぐに二つ返事でやらせてくださいと。もろ世代で小さいときから見ていた作品だったので本当にうれしかったです」と吹き替えへの出演を喜び、「僕のルーツをたどるとミケランジェロはいました」とうなずく。続けて、「小学生のときに見たミケランジェロのノリのよさ、チャラさが、どこか自分の中にしみついています(笑い)」と自身のキャラクターと重ね合わせる。

 芸人としてではなく声優として共演することについて、宮川さんは「(オリエンタルラジオとして)コンビではやらせてもらったことはあるけれど、慎吾と2人でというのはない」と切り出し、「面白いし、安心していられるというかやっぱり落ち着きます。あまりからんだことのない人やったらうまくいかない部分があるかもしれないけど、そういう部分では慎吾でよかったなと思います」と初めての吹き替えで共演できたことに感謝する。

 藤森さんも「大輔さんとがっちり2人でやらせていただくのは初めてだったんですけれど、すごく大好きなので楽しみにしていました」と明かし、「こういうところでご一緒できるのはすごく楽しくて、大輔さんといると空き時間もずっと楽しかった」と笑顔を見せる。しかし、宮川さんが「ずっと『ポケモン(GO)』やってたやん!」と指摘すると、藤森さんは「一緒にやってたじゃないですか(笑い)。もちろん尊敬して素晴らしい先輩ですけれど、いい意味で緊張しないというかリラックスさせていただけるので、すごく慕われている先輩です」と称賛する。

 ◇共演に「大丈夫という安心感はあった」

 宮川さんはロックステディ、藤森さんはビーバップと、人間からミュータントに変わる悪役を演じている。宮川さんは「サイになるときの声ってどうしたらいいんだろうとは思いました」と切り出し、「怪物みたいなものだから(低くうなるような声で)『ウエー』みたいな感じかなと思ったのですが、『あまり意識せずキャラになりきって楽しんでやってほしい』と言われたのでちょっとホッとしました。実際はドキドキしていました」とアフレコ時の心境を振り返る。

 吹き替え初挑戦の宮川さんは「吹き替え版を見たときに、『イメージの声と違うな』というのにはなりたくないというプレッシャーはありました」と本音を吐露し、「笑いの部分に関しても、言い方やニュアンスで面白くなったりする部分もあると思うけど慎吾とだったので、そこは大丈夫かなという安心感はあった」と藤森さんとの共演が心強かったという。

 ビーバップ役の藤森さんは、「役者さんの声がものすごく低くて結構ワイルドな感じ。僕はあまり低い声は得意じゃなくて、大丈夫ですかと聞いたら『大丈夫です。藤森さんのちょっと甲高い声で』ということだったので、あまり意識せずにやれました」と明かした。「大輔さんのロックステディも関西弁だったり、『日本語吹き替え版は僕らの色を出してほしい』とのことでしたので、存分にやらせていただきました」と自信をのぞかせる。

 しかし藤森さんは、「ロックステディの関西弁はあまりイメージしていなかったので……」と話し出し、宮川さんは「やりにくかったみたいになってるやん(笑い)」と不満そうにツッコミを入れられた。それでも「いざ録音するときは大輔さんの声をオフにして(笑い)」と藤森さんが続けると、宮川さんは「オフにするなボケ(笑い)。せっかく先に録(と)ったのんだから聞きながらやれ!」と返し、藤森さんは「あはは。すごく“らしさ”がそれぞれ出ているんじゃないかなと思います」とまとめる。

 アフレコの手応えについては、宮川さんは「手応えは全然分からないですけど、関西弁が心配は心配」と言うが、「決めるのは見ていただく方だと思うので反響が楽しみ。ツイッターとかいろいろチェックしようかと思っています」と神妙に語る。一方。藤森さんは「どうだったんですかねというようなことは、配給の方はじめいろんな方々にも失礼になってしまうので、100%以上の力を出したと言わせてください」とちゃめっ気たっぷりに答え、宮川さんは「なんやねん! 全然やりにくいわ……」とぼやいていた。

 ◇タートルズの面々を吉本芸人に当てはめると…

 タートルズは、まじめで責任感が強いリーダー・レオナルド、短気で暴れん坊なタフガイの特攻隊長・ラファエロ、お調子者で愛嬌(あいきょう)たっぷりのムードメーカー・ミケランジェロ、メカに強い天才発明家の頭脳派ドナテロの4兄弟だが、吉本芸人に当てはめると……。「ミケランジェロは、ノリは(藤森さんに)似てる」と宮川さんが言うと、「うれしいです」と藤森さんは喜ぶ。

 続けて当てはめていこうとするも「世代がありますね」と藤森さんが指摘すると、宮川さんも「そうやな。それを考えていったら、もう松本(人志)さん、今田(耕司)さん、東野(幸治)さんになっちゃう(笑い)」と同意する。

 そこで2人の各世代で考えることになり、藤森さんは「ミケランジェロが僕だとしたら、レオナルドは真っすぐで正義感が強くてリーダータイプな『はんにゃ』の金田(哲さん)。意外としっかりしているんです」と切り出し、「特攻隊長(ラファエロ)は今、勢いがある『トレンディ(エンジェル)』の斎藤(司)さん」と決めていく。頭脳派のドナテロについて「村上は賢くない?」と宮川さんが「フルーツポンチ」の村上健志さんを推すと、「そうですね。“むらけん”はちょっとひねくれているのでドナテロとは違いますけれど(笑い)」と言いつつ宮川さんの意見を取り入れた。

 続いて宮川さんは、「リーダー的なのは同期の(「ナイティナイン」の)矢部(浩之さん)で、特攻隊長は(「ナイティナイン」の)岡村(隆史さん)。ムードメーカーは僕かな」と決めるも、頭脳派の選定に困り「9期生で売れているやつが少ない(笑い)」とぼやく。「『矢野・兵動』の兵ちゃん(兵動大樹さん)って言われてもピンとこないでしょう(笑い)」と宮川さんが冗談交じりに言うと、「そんなことないです! みんな知ってます」と藤森さんがフォローを入れた。

 ここで宮川さんも所属していたユニット「吉本印天然素材」のメンバーでも考えてみることになり、「頭脳派は『バッファロー吾郎』の竹若(元博)さんで、特攻隊長はフジモン(『FUJIWARA』の藤本敏史さん)かな。(藤本さんが)『なんやねん!』と言っている感じとか合ってる」と宮川さんは言い、「レオナルドは(『雨上がり決死隊』の)宮迫(博之)さんで、入ってないと寂しいので僕はミケランジェロになるけれど、お調子者というのとは違うか」と悩み、「しっくりきました」と藤森さんが納得の表情を浮かべると、「面白くなってきた(笑い)」と宮川さんは楽しそうに話す。

 ◇「夏の締めくくりにぴったりな映画」

 今作の魅力を、宮川さんは「CGにびっくりしましたしアクションシーンも迫力があって、4人の小気味いいやり取りなど痛快やなと思いました」と話すと、藤森さんは「(タートルズが)人間になるかどうかみたいな葛藤の部分はすごく面白いところ。強くてカッコいいというところから、揺らぐ弱さも持っているところも面白い」と絶賛する。さらに、「シュレッダーもクランゲも出てきて、僕からしたらオールスター登場みたいな豪華感もあります。ミーガン・フォックスさんのシーンも見とれちゃいます」とたたえ、「昔からのファンはより興奮できるし、もちろん初めて見てもストーリーは分かりやすく面白いので、どなたが見ても楽しめるのではないかと思います」とアピールする。

 2人ともまた声優に挑戦したいと話し、宮川さんは「吹き替えとかやらせてもらえるのでしたら、コメディーとかやらせていただきたいなとは思います」と言い、藤森さんは「今回はタートルズにすべての力を注がせていただきましたけど、ジブリのファンなのでいつかジブリ作品をやれたらうれしいなと思います」と思いをはせる。

 今作を楽しみにしている人に向け、宮川さんは「ちょこっとやらせてもらっている笑いの部分と、自分も声を入れていて『なんやこれ!』と面白かったアクションシーンなど、(映画を見ていると)あっという間だと思います。吹き替え版も字幕版も両方見ていただけたらなとは思います」とメッセージを送る。藤森さんは「痛快なアクションで、夏の締めくくりにぴったりな作品だと思いますので、家族や友だち同士、カップルでももちろん見られる映画なので、夏の終わりにこれを見て締めくくっていただきたいと思います!」とアピールした。映画は全国で公開中。

 <宮川大輔さんのプロフィル>

 1972年9月16日生まれ、京都府出身。お笑いユニット「吉本印天然素材」に参加し、解散後は「人志松本のすべらない話」(フジテレビ系)で注目を集める。バラエティーやドラマなどで幅広く活躍。「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)や「満天☆青空レストラン」(日本テレビ系)などにレギュラー出演。

 <藤森慎吾さんのプロフィル>

 1983年3月17日生まれ、長野県出身。2003年、中田敦彦さんとお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」を結成。05年にテレビデビューし、“武勇伝”ネタでブームを巻き起こす。その後、個人として“チャラ男”キャラでブレークし、コラボレーションユニット「藤森慎吾とあやまんJAPAN」としてCDも発売。16年には、オリエンタルラジオと中田さんの実弟でダンサーのFISHBOYさんとShow-heyさん、SHiNさん、つとむさんで構成されたダンス&ボーカルグループ「RADIO FISH」の楽曲「PERFECT HUMAN」が大ヒット。初アルバム「PERFECT HUMAN」を5月にリリースした。

 (インタビュー・文・撮影:遠藤政樹)

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