ガラスの仮面:3Dギャグアニメ化 現代社会を風刺する学園ドラマに大胆アレンジ

「ガラスの仮面」のギャグアニメ「3ねんDぐみガラスの仮面」のビジュアル(C)美内すずえ 2016 (C)DLE/Happinet
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「ガラスの仮面」のギャグアニメ「3ねんDぐみガラスの仮面」のビジュアル(C)美内すずえ 2016 (C)DLE/Happinet

 美内すずえさんの人気少女マンガ「ガラスの仮面」がギャグアニメ化され、10月から放送されることが30日、分かった。タイトルは「3ねんDぐみガラスの仮面」で、3Dアニメとして制作され、北島マヤらが3頭身のキャラクターとなり、現代社会を風刺するギャグを盛り込んだ学園ドラマとして大胆にアレンジされる。「秘密結社 鷹の爪」シリーズなどの「DLE(ディー・エル・イー)」が制作し、「ノラガミ」などの赤尾でこさんがシリーズ構成を担当する。

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 「3ねんDぐみガラスの仮面」は、冷めきった現代人のハートを熱くさせるため、“ガラスの仮面ジェネレーション”からタイムスリップしてきた北島マヤ、姫川亜弓、月影千草、桜小路優がとある高校で、芝居魂と情熱をぶつけていく……というストーリー。「こんな冷めた時代は救う必要がない」と思っている理事長の速水真澄も登場する。

 阿澄佳奈さんが北島マヤ、大久保瑠美さんが姫川亜弓、田中敦子さんが月影千草、梶裕貴さんが桜小路優、小野大輔さんが速水真澄を演じる。マヤ役の阿澄さんは「光栄です! いろいろな意味で皆さんの想像を超えた『ガラスの仮面』を楽しんでいただけるよう、全力でぶつかります!」と意気込んでいる。

 また、速水役の小野さんは「誰もが知る不朽の名作に参加できること、光栄に思います。期待しててくれよ、おチビちゃん」とコメントを寄せている。

 「ガラスの仮面」は、1975年に「花とゆめ」(白泉社)で連載がスタートし、現在は「別冊花とゆめ」(同)で連載中の長寿作で、伝説の舞台作品「紅天女」を演じるために、主人公・北島マヤが演技の道を極めようとする姿が描かれている。コミックスの累計発行部数は5000万部以上を誇る。連載が長期にわたって中断、再開を繰り返したこともあり、コミックス発行の間隔が長く、不定期なことでも知られている。

 84年に日本テレビ系、2005年にテレビ東京系でテレビアニメ化されたほか、1997、98年にはテレビ朝日系で女優の安達祐実さん主演のテレビドラマが放送された。また、2013年にはギャグアニメ「ガラスの仮面ですが」も制作された。

 ◇スタッフ(敬称略)

 企画:椎木隆太(ディー・エル・イー)、佐々木卓也(ハピネット)▽プロデューサー:芦塚明子(ディー・エル・イー)、小竹諒(ハピネット)▽監修:美内すずえ▽監督:町田道雄▽脚本・シリーズ構成:赤尾でこ▽MMDディレクター:ポンポコP▽CGキャラクターデザイン・モデリング:キオ▽アニメーション制作:ディー・エル・イー▽製作:ディー・エル・イー、ハピネット

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