アニメ1週間:「こち亀」が40年の長寿連載に幕 「ガルパン」は最終章となる続編制作

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載終了を発表した作者の秋本治さん(左)
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「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載終了を発表した作者の秋本治さん(左)

 1週間のアニメのニュースをまとめて紹介する「アニメ1週間」。今回(8月28日~9月3日)は、「ガールズ&パンツァーガルパン)」の最終章となる続編が制作されるニュースや長寿マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」が、約40年におよぶ連載に幕を閉じる話題などが注目された。

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 8月28日、「ガルパン」の“最終章”となる続編が制作されることが明らかになった。同日、パシフィコ横浜(横浜市西区)で開催された「ガールズ&パンツァー 劇場版」(水島努監督)のイベント「第2次ハートフル・タンク・カーニバル」で発表された。イベントで公開されたPVには大洗女子学園の制服を着た新キャラクターと思われる映像も含まれていた。テレビアニメか劇場版アニメかは明かされていない。

 31日、池波正太郎の人気小説シリーズ「鬼平犯科帳」が、2017年にテレビアニメ化されることが明らかになった。同シリーズが17年に誕生50周年を迎えることを記念した企画で、テレビドラマ、映画、舞台、マンガ化されてきた人気作だが、アニメ化されるのは初めて。同作を含めた池波作品がアニメ化されるのも初めてとなる。「BUZZER BEATER」「ルパン三世 GREEN vs RED」などの宮繁之さんが監督、キャラクターデザインを手がける。長身でスタイリッシュになった現代風の“鬼平”のビジュアルも公開された。

 9月2日、アニメ化もされた人気マンガ「咲-Saki-」が実写ドラマ化、実写映画化されることが明らかになった。12月に深夜ドラマとして全4話で放送された後で、17年初頭に映画が公開される。同日発売の「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)18号で「咲-Saki-実写化プロジェクト始動!!」と発表された。

 2日、“応援上映”が話題の劇場版アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(略称・キンプリ、菱田正和監督)の“聖地”とも呼ばれている映画館・新宿バルト9(東京都新宿区)の最終上映が行われた。同劇場は、応援上映やイベントなどが開催されてきた“聖地”で、1月9日の公開から238日間(約8カ月)にわたる異例のロングラン上映に幕を閉じた。最終上映のチケットは即完売となったといい、約1600人のファンが集結。サプライズで、菱田監督が登場したほか、本編の上映終了後に約4分の特別映像が上映され、菱田監督は「今まで応援してくれてありがとう! また逢(あ)えるよ!」とファンに感謝の気持ちを伝えた。

 3日、1976年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されている長寿マンガ「こち亀」が、約40年におよぶ連載に幕を閉じることが分かった。17日発売の同誌42号で最終回を迎え、同日発売のコミックス200巻が最終巻となる。神田明神(東京都千代田)で3日に行われた同作の“巨大絵巻物”の奉納式で発表された。

 3日、「ヤングマガジンサード」(講談社)で連載中のペトスさんのマンガ「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」がアニメ化されることが明らかになった。同作は、サキュバス、バンパイア、デュラハンなど人間とは違う存在の“亜人”に興味を持つ高校生物教師・高橋鉄男と生徒の亜人たちの交流を描いた学園コメディー。

 3日、人気アニメ「おそ松さん」に登する“六つ子”がさいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で行われた女性向けファッションイベント「第23回 東京ガールズコレクション(TGC) 2016 AUTUMN/WINTER」に出演し、ランウエーデビューを果たした。「おそ松さん」とTGCのコラボステージが行われ、六つ子の着ぐるみが、それぞれイメージカラーのパーカ姿で登場。最後はそろってイヤミのギャグ「シェー」のポーズを披露し、会場を沸かせた。

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