倍賞千恵子:寅さんの隣に“さくら像”設置に苦笑 「まだ生きてるんだけど…」

コメディー映画の祭典「第9回したまちコメディ映画祭in台東」のクロージングセレモニーに登場した倍賞千恵子さん
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コメディー映画の祭典「第9回したまちコメディ映画祭in台東」のクロージングセレモニーに登場した倍賞千恵子さん

 16日から開催されている上野や浅草を舞台にしたコメディー映画の祭典「第9回したまちコメディ映画祭in台東」のクロージングセレモニーが19日に東京・浅草公会堂で開催され、女優の倍賞千恵子さんがシークレットゲストとして出席した。山田洋次監督の映画「男はつらいよ」シリーズに諏訪さくら役で出演していた倍賞さんは、葛飾区の青木克徳区長から来年3月に同区柴又の「寅さん」の像の隣に「さくら像」が設置されることを改めて発表されると、「山田さんに『私、まだ生きてるんだけど……』と言ったんだけど」と苦笑。続けて「(でも)倍賞千恵子さんとしてじゃなくて『諏訪さくら』としてだからと言われて。来年楽しみにしています」と笑顔を見せた。

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 クロージングセレモニーでは、同映画祭でコメディ栄誉賞を受賞し、次作の撮影のためセレモニーを欠席した山田監督に代わって、倍賞さんが表彰状を受け取った。倍賞さんは「山田さんと出会ってから、いろんなことを学んできた。山田さんの作る映画の中で、生きている人たちの生きざまみたいなものを、たくさん学んできました。相手の立場に立って考えることとか、愛とか優しさとか、そういうことをたくさん学んだと思っています。映画作りは大変ですが、いろんな思いが伝わってくる、自分が進化できる、素晴らしい仕事だと思っています」と映画への思いを語った。

 したまちコメディ映画祭は上野や浅草を舞台にしたコメディー映画の祭典で、今年で9回目の開催。16~19日に行われ、クロージングセレモニーでは「山田洋次リスペクトライブ」も開催され、佐藤蛾次郎さんやレキシ、ポカスカジャンらによるライブも行われた。

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