フジテレビ亀山社長:「SMAP×SMAP」終了に 「感謝以外の何ものでもありません」

フジテレビの亀山千広社長
1 / 1
フジテレビの亀山千広社長

 フジテレビ亀山千広社長は、30日の定例会見で、年内で解散するSMAPについて言及した。亀山社長は「この場を借りて感謝を申し上げたいなと思います。本当に20年間、フジテレビのタイムテーブルを支えてくださったことは感謝以外の何ものでもありません」と感謝の言葉を述べた。

あなたにオススメ

 最終回については「いま鋭意現場がメンバーを入れて話している最中だと思いますので、僕の方では正式に何も聞いておりません。ともかく『SMAP×SMAP』がタイムテーブルにあるまでは、視聴者に喜んでもらえる番組を作ってほしい」と現場にエールを送った。

 亀山社長は「SMAP×SMAP」についての自身の思い出を「『SMAP×SMAP』の1回目(の放送)が私が担当していた(ドラマの)「ロングバケーション」の第1話と同日だったんですね。(番組表の)上に木村拓哉さんが出ていて、下にもSMAPの木村拓哉さんが出ているということで、非常に本人が悩んでいた。なぜ悩んでいたかというと、ドラマで別の人格をやっていて、バラエティーで(自身が所属する)グループが背負ってやるという中で苦しんでいたということは記憶に残っています。そのくらい(『SMAP×SMAP』は)初めてグループで冠として持った番組じゃないかなあと思う」と感慨深げに語った。

 さらに「アイドルグループがゴールデンで1時間の冠番組を持つというのは初めてに近いことだったんだと思うんですね。そういう意味では相当のプレッシャーがあってスタートしたんですが、きっと僕が見る限りものすごく5人の本当に違った才能の集団が集まって、コント、歌、寸劇、体を張ったお笑いコーナーもありということでいうと、本当にどこまでこの子たちは才能があるのかなっていうのをずっと感じながら、一人一人とドラマの仕事をしたときに、ものすごい才能を持ったグループというよりは一人一人の才能が固まったチームっていうんですかね、そういう感じが強かったです。それまでいたアイドルとは違うチーム感がただようグループだったっていうのが、僕のSMAP観です」と力をこめた。

 SMAPは、ジャニー喜多川社長が「Sports Music Assemble People」の頭文字を取って命名。1988年に結成し、91年に「Can’t Stop!!―LOVING―」でデビューした。同年にNHK紅白歌合戦に初出場したのをはじめ、紅白には23回出場。メンバー全員が数々のドラマや映画に主演するなど活躍しているが、12月31日をもって解散することが発表され、それに伴って「SMAP×SMAP」も12月で終了することが発表された。

 

テレビ 最新記事