アニメ1週間:「聲の形」が興収16億円突破 藍井エイルが無期限活動休止へ

「聲の形」のビジュアル(C)大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会
1 / 1
「聲の形」のビジュアル(C)大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会

 1週間のアニメのニュースをまとめて紹介する「アニメ1週間」。今回(9~15日)は、劇場版アニメ「聲の形(こえのかたち)」(山田尚子監督)の興行収入が16億円を突破したニュースや歌手の藍井エイルさんが無期限活動休止する話題などが注目された。

ウナギノボリ

 10日、“応援上映”も話題の劇場版アニメ「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(略称・キンプリ、菱田正和監督)の新作で、2017年6月に公開される「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」のティザービジュアルが公開された。同日にメインキャラクターの一人の速水ヒロが誕生日を迎えたことに合わせて公開されたビジュアルで、新たな決意を胸にプリズムショーへ向かっていく“スタァ”の足がスケッチ風で描かれている。

 11日に発表された8、9日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、劇場版アニメ「君の名は。」(新海誠監督)が7週連続で首位を獲得した。動員数は約51万3000人で、興行収入は約7億円と好調を維持。10日までの累計興行収入は145億6000万円を突破している。

 12日、大今良時さんのマンガが原作の劇場版アニメ「聲の形」が、9月17日の公開から10月11日までの25日間で、興行収入が16億円を突破したことが分かった。観客動員は125万人を超え、120館の公開の作品としては異例のヒットを記録している。

 12日、集英社が今年の6月21日付で新たに「ドラゴンボール室」を設置したことを明らかにした。部署間の壁を取り払い、世界的な人気を持つ「ドラゴンボール」のコンテンツを拡大、最適化するのが狙い。

 13日、人気アニメ「おそ松さん」の完全新作テレビアニメが、12月にテレビ東京で特番として放送されることが明らかになった。3月の放送終了後から続編を求める声も多い中、JRAとのコラボ「走れ!おう松さん」の一環で、約8カ月ぶりの新作が制作されることになった。新作は放送翌日にウェブでも配信される。六つ子のジョッキー姿のコラボビジュアルも公開された。

 14日、講談社が、人気マンガ「ヲタクに恋は難しい」やマンガ誌「月刊コミック REX」などを発行する一迅社の全株式を取得して完全子会社化することを発表した。同日、東京都内で会見が開かれ、講談社の野間省伸社長は「一迅社はオタク系コンテンツを得意とし、多くの読者の支持を得ている。コンテンツのさらなる強化、充実が図れると考えている」と狙いを説明した。

 14日、体調不良のため、8月から活動休止していた歌手の藍井エイルさんが、11月4、5日に日本武道館(東京都千代田区)で開催されるライブをもって無期限活動休止することが分かった。藍井さんの公式ホームページで「本人と協議を重ねた結果、本人からの申し出により」活動を休止することが発表された。

 14日、NHKが、東京ビッグサイト(東京都江東区)で12月29~31日に開催される日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)91」の企業ブースに出展することが分かった。NHKがコミケに出展するのは14年冬のコミケ87、15年冬のコミケ89に続いて3回目で、恒例となっている同人誌風の“薄い本”も配布する。関係者は出展の狙いを「若い世代をはじめ、多くの皆さんに、アニメのほか、さまざまな番組を楽しんでいただきたい」と説明している。

 人気声優の水瀬いのりさんが、14日発売のマンガ誌「ヤングアニマル」(白泉社)20号の表紙と巻頭グラビアを飾った。水瀬さんが同誌のグラビアに登場するのは初めて。同誌で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「信長の忍び」で、水瀬さんが主人公・千鳥の声優を担当していることを記念したグラビアで、着物やワンピース、ショートパンツ姿などを披露している。また、付録として水瀬さんのクリアファイルが付いている。

アニメ 最新記事