名古屋の観光PR隊「名古屋おもてなし武将隊」が3日、活動開始から7周年を迎え、活動の拠点としている名古屋城(名古屋市中区)の二ノ丸広場で記念イベントを行った。このほど初めてニューヨークを訪れ、コロンビア大学などで講義を行った徳川家康は「ニューヨークは良かったぞ」とご満悦の表情で、「行く末は(名古屋だけでなく)日本の良いところを世界中に広めたい。それが観光にもつながると信じている」と海外からの観光客誘致に自信をみなぎらせた。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
ニューヨーク訪問は、中小企業庁が、地域の魅力を世界に発信できる人材を育成する事業「ふるさとグローバルプロデューサー等育成支援事業」の一環で実施。コロンビア大学で剣道やなぎなた部の学生にリーダー論を語ったほか、31日のハロウィーンパレードに参加するなど、武将文化を通じて名古屋のPRを行った。
前日帰国したという家康は「現地の反応は良かった。日本の文化は尊敬されている。(最初は)ただの侍と思われたが、甲冑(かっちゅう)や言葉遣い、身のこなしを見るうちに、ずいぶんのめり込んでくれた。帰るときの方が大きな敬意をもらった」と手応えを語った。
「名古屋おもてなし武将隊」は、名古屋の魅力を全国に伝えようと2009年11月3日に結成された。名古屋にゆかりのある戦国武将、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、前田利家、加藤清正、前田慶次に扮(ふん)した“イケメン”たちが、名古屋城で観光案内をしているほか、各地のイベントやメディアに出演し、名古屋をPRしている。
この日のイベントは「名古屋おもてなし武将隊 七周年祭」と題して行われ、メンバーは、芝居と殺陣を交えたパフォーマンスを披露。ファンとのハイタッチ会も行った。また、全国各地の“武将隊”が参加しパフォーマンスなどを行うイベント「第二回全国武将隊大博覧会-宴-」が、2017年2月4、5日に中部国際空港(セントレア)で開催されることが発表された。