芳根京子さん主演のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「べっぴんさん」は7日から第6週「笑顔をもう一度」に入る。夫の昭一（平岡祐太さん）を説得し、再び店で働くことを許される君枝（土村芳さん）だったが、無理がたたって倒れ、病院に入院。容体はますます悪化してしまう。すみれ（芳根さん）は突然店を辞めた良子（百田夏菜子さん）の夫・勝二（田中要次）に会い、あるお願いをする……。

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　「べっぴんさん」は、95作目の朝ドラ。神戸市に本社を置く子供服のメーカー「ファミリア」の創業者の一人、坂野惇子さんをモデルにしたヒロイン・すみれの物語。戦後の焼け跡の中、娘や女性のために、子供服作りにまい進するヒロインと家族の姿が描かれる。

　第5週「お父さまの背中」では、すみれは、明美（谷村美月さん）、良子、君枝と協力して、麻田（市村正親さん）の店の一角に子供服の店「ベビーショップあさや」を開店。テーブルクロスを作るという新しい仕事も舞い込むが、良子の夫・勝二と君枝の夫・昭一が復員し、2人は店を離れてしまう。一方、大阪・梅田の闇市で生活する姉のゆり（蓮佛美沙子さん）は、元締め・根本（団時朗さん）に意見するが、鼻であしらわれてしまう。それを見た五十八（生瀬勝久さん）は、妻・はな（菅野美穂さん）の言葉を思い出し、娘のために立ち上がる……という展開だった。

　第6週「笑顔をもう一度」では、すみれと明美は、徹夜でテーブルクロスを完成させ、依頼主のランディ夫妻も大喜び。仕事に反対する夫の昭一を説得した君枝だったが、無理がたたって倒れ、入院してしまう。君枝の容体が悪化する中、明美は自分の考えを昭一に伝える。一方、すみれは、突然店を辞めた良子が気にかかり、良子の夫・勝二に会い、2人の関係がうまくいっていないことを知ると、勝二にあるお願いをする。そして、戦地で行方不明となっている夫・紀夫（永山絢斗さん）の両親がすみれの元を訪れ、衝撃の提案をされる……というストーリー。

　君枝と良子、それぞれの問題は解決するのか？　すみれの友を思う気持ちと行動にも注目だ。