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4月24日(木)放送分
女優の木村文乃さん(29)が主演を務め、2015年8月にWOWOWで放送された連続ドラマ「石の繭 殺人分析班」の続編となる「水晶の鼓動 殺人分析班」(毎週日曜午後10時に放送)が13日にスタートする。木村さんが「石の繭」で初の刑事役に挑み、続編として同じキャラクターを演じるのは初めて。撮影は「過酷だった」という木村さんに、ドラマの見どころなどを聞いた。
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ドラマは、麻見和史さんの警察小説「警視庁殺人分析班」シリーズの中で最も大胆かつ複雑な事件とされる「水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係」が原作。猟奇殺人事件の犯人と女性刑事との息詰まる攻防を中心に、数々の伏線や謎をちりばめたサスペンスストーリーだ。
「水晶の鼓動」は、前作の「石の繭」から1年後が舞台。ある日、深紅に染まった部屋での猟奇殺人事件が発生。現場に残された手掛かりを元に捜査を進める如月塔子(木村さん)だが、見知らぬ男に尾行されていることに気付く。その男を捕らえようとした瞬間、近くの建物で爆発が起こり、警察は未曽有(みぞう)の危機に直面する……というストーリー。
前作に続き内片輝監督がメガホンを取り、塔子とコンビを組んで事件の捜査にあたる鷹野秀昭役の青木崇高さんをはじめ、渡辺いっけいさん、北見敏之さん、藤本隆宏さん、小柳友さんらおなじみのキャストが出演する。
木村さんは、「石の繭」で刑事役に初挑戦して以降、15年10月に放送された連続ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(関西テレビ・フジテレビ系)でも刑事役に挑戦した。「塔子も、『サイレーン』の猪熊も猪突猛進(ちょとつもうしん)タイプですよね(笑い)」といい、「私は、はたから見るとそういうタイプに見えるんでしょうか。私自身はフラットに俯瞰(ふかん)でいるように心がけているのですが、両親がそういうタイプなんですよ。信じたら信じ切っちゃう感じ。その部分での需要なんですかね」と自己分析する。
続編に初挑戦する木村さんは「『石の繭』をやっているときに続編ができるなんて思ってもいませんでした」といい、「約1年後に、また同じ役ができるのは奇跡のよう」と喜ぶ。「内片監督とまたお仕事ができたらと思っていました。劇中でも1年後が舞台で、実際の時間も1年後ということで、塔子が成長した部分をどう出すか。私に塔子という役をいただけている意味を考えて、自分にできることはなんだろうって、前向きに考えました」と振り返る。
続編として同じ現場の座長を経験した木村さんは「末っ子感覚でいました(笑い)」と話し、「中央に置かれているだけで、十一係全員が主役という感覚でいます。塔子としての立ち位置は今回も変わりありません。作品がディープなので“ほっ”としてくれたらいいなとか、女性一人だからこそできることがあると思いました。自分ですべてをしようとしないで、頼れる方ばかりなので私ができることをしようと思っていました」と笑顔を見せる。
渡辺さん、北見さんら40代の男性たちと共演して「両親から厳しく育ててもらった影響もあると思いますが、40歳以上の男性に対して、私は甘やかしてというよりお尻をたたいてほしいと思っています」と明かす。「それはすてきな男性に出会っていないと分からないことですよね。私自身、迷ったり間違ったり分からなくなることがあります。そういう部分でアシストしてくださると、よい上下関係が生まれると思います」といい、「甘えて温かい環境で女の子に生まれてよかったなっていうより、隣に並んで、先を行く人に少しでも寄り添える感じの方が、私は好きです」と目を輝かせる。
「石の繭」の撮影は「ほかのドラマの撮影との兼ね合いで準備期間がありませんでした。監督に求められるものに(応えるのが)必死でした」と話す木村さん。今回の撮影について「車の中で寝て、家にはお風呂にだけ入りに帰るという感じでした(笑い)」と明るく話し、「私たちキャストより、スタッフの方が大変ですから。休みたい、寝たいという意味ではなく、限られた時間の中で高いクオリティーを出すという意味で“過酷”でした」と語る。
劇中には残虐なシーンも登場する。「1年たって、見慣れてしまったという思いもあります(笑い)」といい、「前回は、お芝居でも、そういう現場はしんどいなと思っていました。撮影で真っ赤に染められた部屋にいても『どうしてそうなった?』『どういう答えを導き出す?』というふうに刑事らしい考え方にシフトしていました。私としても塔子としても成長した部分なんでしょうね」と実感している。
塔子とタッグを組む鷹野役の青木さんは、女優の優香さんと今年6月に結婚したばかり。木村さんは、撮影で青木さんと一緒になるシーンも多かったといい「私はあまりつっこまなかったですけれど、ほかの男性キャストの方々から『結婚すると変わるな』って言われていました(笑い)。男性同士の友情に変化が出たんだと客観的に思っていました」と感じていた。
塔子は刑事だった父親の遺志を継いでいるという設定があるが、木村さんにも「私は、食の意識を引き継いでいると思います。祖母が食に対してきちんとしていて、祖母に育てられた母親がしっかりしていました。昔はそんなことをあまり考えなかったのですが、自分自身も自然とやっているなと気づきました。新鮮なものをバランスよく食べるとか、どの現場でも、なるべく食には気をつけたいと思っていました」と明かす。
しかし、「今回の現場は、初めてそれらを放棄しました(笑い)」といい、「初めてロケ弁でいいやって思いましたね。体調やメンタルがボロボロになってくれればいいのですが、ちゃんとした食で育ててもらったので風邪を引かないし、今回の撮影では鼻声になった程度だったので、丈夫な方だと思います」と満面の笑みを見せた。
「連続ドラマW 水晶の鼓動 殺人分析班」は13日からWOWOWプライムで毎週日曜午後10時に放送。全5話で初回は無料放送。
<プロフィル>
きむら・ふみの。1987年10月19日生まれ、東京都出身。2006年公開の「アダン」のヒロイン役のオーディションで選ばれて映画デビュー。その後、NHK大河ドラマ「功名が辻」(06年)、NHK連続テレビ小説「だんだん」(08年)、「梅ちゃん先生」(12年)に出演し、15年に放送された「マザー・ゲーム~彼女たちの階段~」(TBS系)で連続ドラマ初主演を果たした。おもな映画出演作に「パラダイス・キス」(11年)、「今日、恋をはじめます」(12年)、「ピース オブ ケイク」「イニシエーション・ラブ」(ともに15年)がある。出演作に17年公開の「追憶」、18年公開の「羊の木」が控えている。
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2025年04月26日 09:00時点
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