アニメやゲームが人気の「妖怪ウォッチ」の劇場版アニメ最新作となる「映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!」(ウシロシンジ監督)が17日、公開される。戦う主人公・天野ケータや妖怪たちが、世界を救うためにアニメと実写の世界を行き来しながら戦う場面は、迫力を感じさせつつ、“らしい”ノリのユーモアに満ちている。
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今作は「妖怪ウォッチ」の劇場版シリーズ第3弾で、天野ケータや妖怪たちの冒険をアニメパートと実写パートを融合させた世界観で描いている。物語は、ケータ(声・戸松遥さん)たちが暮らすさくらニュータウンに突然、空飛ぶ巨大クジラが現れ、クジラの鳴き声とともに実写の世界に移動してしまったケータ(実写パートは南出凌嘉さん)やジバニャン(声・小桜エツコさん)たちは、混乱しながらもアニメと実写の世界を行き来しつつ原因を探り始める……というストーリー。実写パートには、謎の少女・南海カナミを浜辺美波さん、カナミのバレエの先生・木下紗枝を武井咲さんが演じるほか、山崎賢人さんや斎藤工さん、お笑いコンビ「ハライチ」の澤部佑さん、遠藤憲一さんらも出演している。
ケータたちが妖怪と戦うシーンは、妖怪たちが得意技を使って活躍するのだが、実写の世界へ転換すると、アニメのお約束的な要素が一切通用せず苦戦。ピンチには違いないのだが、ウィスパーのツッコミもあってか思わずクスッとさせられる。実写パートでの各キャラクターの再現度が高く、妖怪たちも本当に存在するかのように生き生きしていて、違和感を感じず熱中できる。短編映画「スナックワールド 人嫌いのレニー」が同時上映。17日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほかで公開。(遠藤政樹/フリーライター)
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