長谷川京子:低音発声&大量セリフに苦戦「感情出せない」 

WOWOWのドラマ「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」のトークイベントに登場した長谷川京子さん(左)と比嘉愛未さん
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WOWOWのドラマ「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」のトークイベントに登場した長谷川京子さん(左)と比嘉愛未さん

 女優の長谷川京子さんが13日、東京都内で行われたWOWOWのドラマ「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」のトークイベントに、主演の比嘉愛未さんらとともに出席した。“伝説のスピーチライター”を演じた長谷川さんは「監督から(通常の声より)音域を下げてというオーダーがあって、せりふも多かったので、低音で言い続けるのが難しかった。お芝居の感情も出せないので」と振り返った。それでも「低音で言っているうちに心地良くなってくる。やはり人に聞かせる力があるんだな」と話していた。

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 政治家の演説などのスピーチ原案を考えるスピーチライターという職業について「役をやらせていただくのに存じ上げていなかった」と告白した長谷川さん。自身は「実は事前に準備できないタイプ」だといい、「(スピーチでは)ほかの方が話している言葉を拾って、その場で考えちゃうことがある。事前に決めておくのは大事だけど、その場の空気感が大事だなと思っていて、それでなんとかやってきた」と明かした。

 一方の比嘉さんは「私は徹夜で覚えるタイプです。そこまでの度胸はないかも」と話すと、佐々部清監督が「愛未は準備するタイプで、京子ちゃんはほわっとした感じかな。でもそういう役だったから」と分析していた。

 スピーチライターの世界に入っていく主人公・二ノ宮こと葉を演じた比嘉さんは、自らスピーチをするシーンについて「思い出したくないプレッシャー。大変なシーンがみな初日で、頑張って覚えましたよ。初日は独特の緊張感がありました。試されていると(感じた)」と振り返り、「言葉は簡単だけど、その言葉によって傷つけたり、救われたりする。私たちは言葉と共に生きているので、作品を通して感じてほしい」と見どころをアピールしていた。

 「本日は、お日柄もよく」は、30万部を突破した原田マハさんの同名小説。普通の女性会社員だったこと葉(比嘉さん)は、失恋の傷心のまま出席した結婚式で、伝説のスピーチライター・久遠久美(長谷川さん)の祝辞に心を動かされ、やがて久美の事務所で弟子として働きだす……というストーリー。 ドラマは14日からWOWOWプライムで毎週土曜午後10時に放送。全4話。第1話は無料放送。

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