ミナミの帝王:原作者が“銀ちゃん”千原ジュニアを大絶賛 「バラエティーとは別人」

映画「劇場版 新・ミナミの帝王 THE KING OF MINAMI」の初日舞台あいさつに出席した千原ジュニアさん
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映画「劇場版 新・ミナミの帝王 THE KING OF MINAMI」の初日舞台あいさつに出席した千原ジュニアさん

 お笑いコンビ「千原兄弟」の千原ジュニアさんが14日、東京都内で行われた映画「劇場版 新・ミナミの帝王 THE KING OF MINAMI」(瑠東東一郎監督)の初日舞台あいさつに出席。主人公の大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎を演じている千原さんは、原作マンガの作画を担当する郷力也さんから演技を絶賛され、「こんなにうれしいことはない」と喜んだ。

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 舞台あいさつには、大東駿介さん、松井愛莉さん、板尾創路さんも出席。「ミナミの帝王」の主人公・萬田銀次郎は、映画やVシネマ64作品で竹内力さんが演じてきたこともあり、芸人の先輩である板尾さんは「ジュニアが萬田銀次郎というのが僕の中ではおかしい」と語りつつ、「でも、ジュニアの萬田銀次郎はリアルな感じがする」と評価。

 千原さんは2010年から関西テレビで放送されているスペシャルドラマに続いて、今回の劇場版でも銀次郎を演じており、郷さんは「色で例えると(銀次郎は)青と赤。マンガで銀次郎の心情を描くとき、青で銀ちゃんの冷静さと奥深い優しさを表現する。そして赤を使うときは不条理な悪に向かっていくとき。銀ちゃんが阿修羅のごとく赤い炎を燃やし、ほえまくるというイメージで描いている。ジュニアさんの銀ちゃんはまさにこの色を表現してくれている」と絶賛。

 さらに、郷さんは「バラエティーのときのジュニアさんと銀ちゃんをやっているときのジュニアさんは別人じゃないかと(思うときがある)。ひょっとしたら(兄の)せいじさんのほかにお兄さんがいたんじゃないか」とユーモアを交え、「私も作者というより実写版を楽しみに見ている。大満足しています」と賛辞を送った。千原さんは「せいじというのは誰ですか?」と笑わせつつ、「こんなにうれしいことはない」と喜んでいた。

 「新・ミナミの帝王」は「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)で連載中の原作・天王寺大さん、作画・郷さんのロングランマンガ「ミナミの帝王」が原作。今回の映画は、ショッピングセンターを建設するという触れ込みでミナミの街の店が次々に地上げされ、裏で地上げ屋・薮田と政治家の小笠原がカジノを建設しようと密かにたくらむ中、銀次郎たちは薮田と小笠原の2人に利用された女子高生・美月たちを救うため、反撃を開始する……というストーリー。千原さん、大東さん、松井さん、板尾さんのほか、橋本じゅんさん、光宗薫さん、袴田吉彦さん、赤井英和さんらも出演している。

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