ももクロ：松野莉奈さん急死に沈痛「言葉出てこない…」　涙で思い出話も

　アイドルグループ「ももいろクローバーZ（ももクロ）」が11日、横浜アリーナ（横浜市港北区）で行われたニッポン放送のイベント「ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo バレンタイン DE NIGHT だぁ～Z！2017」に登場。イベント後の会見でメンバーは、8日に急死した妹分グループ「私立恵比寿中学（エビ中）」の松野莉奈さんとの思い出話などを語った。

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　松野さんの急逝について、百田夏菜子さんは大阪で、百田さん以外のメンバーはロケ中に知ったといい、高城れにさんは「すぐに理解できなかった」、玉井詩織さんは「うそかなって、全然信じられなかった」と振り返り、有安杏果さんは「私たちですら信じられないし、信じたくないわけであって、多分もっと苦しんでいる身近な人たちも、苦しんだ思いで今もいるんだろなと思うと、言葉がなかなか出てこない……」と沈痛な面持ちで語った。

　最後に会ったのは昨年12月といい、松野さんとの思い出を聞かれた玉井さんは「事務所に入ったとき、莉奈ちゃんとレッスンが一緒で、レッスンが終わった後にお母さんたちも含めてランチしたり……。そのときは私と身長があまり変わらなかったんですけど、エビ中に入って頻繁に会うようになったら、会うたび会うたび追いつけないくらい背が伸びて。大人っぽくなったなって。でもしゃべるとずっと昔から変わらない莉奈ちゃんで、私たちに話しかけてくれるのが印象的でした」と涙ぐみなから語った。

　また、百田さんは「私たちのライブにエビ中のメンバーが出てくれたとき、りななん（松野さん）は私のソロ曲を一緒に踊ってくれて。それがすごくうれしかった」と回顧。佐々木彩夏さんは「私はそんなに年も変わらないのに、どんどんどんどん大人っぽくなって。でも中身は無邪気で、いつも私たちのくだらない遊びとかに付き合ってくれて。みんなで楽しくおしゃべりしているときも率先して盛り上げてくれたり。一緒にいて楽しい思い出がたくさんあった」と松野さんとの思い出を明かした。

　高城さんは、事務所に入りたてのときのウオーキングレッスンで松野さん見て「きれいな子だなって思った」といい、「そこからお互いグループに所属してだんだん交流をしていった」と振り返り、有安さんは「事務所に入ったのは莉奈ちゃんの方が早かったので事務所の中だったら先輩という感覚だった。私はこの中だと背が小さくて、莉奈ちゃんはめちゃくちゃ大きくて、だからよくわざと隣に行って写真を撮ったり。そういう思い出があって……。優しい笑顔で、きっとみんなの支えだったんだろうな」としのんでいた。

　松野さんの死は、8日に所属事務所が公式サイトで発表。松野さんは7日のコンサートへの出演を取りやめ、自宅で休養をしていたが、翌8日に搬送された病院で死亡が確認されたという。エビ中はももクロの妹分として活動する女性8人組アイドルグループで、松野さんはテレビ出演やコンサート活動をする一方、モデルとしても活躍していた。