鈴木清順監督:93歳で死去 

鈴木清順監督=2005年3月29日撮影
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鈴木清順監督=2005年3月29日撮影

 映画「東京流れ者」「殺しの烙印(らくいん)」「ツィゴイネルワイゼン」などの鈴木清順(本名・鈴木清太郎)監督が13日午後7時32分に、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患のため、東京都内の病院で死去していたことが22日、分かった。93歳だった。葬儀は近親者で営んだ。配給会社の日活が発表した。

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 鈴木監督は、1956年、映画「港の乾杯 勝利をわが手に」で、本名の鈴木清太郎名義でデビュー。58年の「暗黒街の美女」から鈴木清順に改名した。多数の映画を手がけ、80年の「ツィゴイネルワイゼン」で、「第23回ブルーリボン賞」の監督賞、「第4回日本アカデミー賞」の最優秀作品賞、最優秀監督賞、「第31回ベルリン国際映画祭」の審査員特別賞などを受賞した。2005年公開の「オペレッタ狸御殿」が遺作となった。

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