人気グループ「KAT-TUN(カトゥーン)」の亀梨和也さんと土屋太鳳さんが初共演した映画「PとJK」(廣木隆一監督)が25日から公開される。イケメン警察官とピュアな女子高生の結婚から始まる青春映画で、ひたむきで真っすぐなヒロイン・カコを演じる土屋さんの“恋する乙女”の表情がまぶしい。
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三次マキさんが少女マンガ誌「別冊フレンド」(講談社)に連載しているマンガを実写映画化。普通の女子高生カコ(土屋さん)は、無理やり参加させられた合コンで功太(亀梨さん)と出会い、2人は引かれ合う。警察官である功太は女子高生との交際の解決策として、カコにプロポーズし、通い婚による2人の内緒の結婚生活が始まった。だが、功太は職務に忙しく、カコは学園祭の準備で忙しい。ある事件をきっかけに、カコはクラスの不良少年・大神(高杉真宙さん)が気にかかり、気持ちがすれ違ってしまう……という展開。「ストロボ・エッジ」(2015年)「オオカミ少女と黒王子」(16年)など、少女マンガを原作にした作品を手がける廣木監督がメガホンをとった。出演は、亀梨さん、土屋さん、高杉さんのほか、「暗黒女子」(4月1日公開)の玉城ティナさん、関西ジャニーズJr.のメンバーの西畑大吾さんら。
NHK連続テレビ小説「まれ」で人気となった土屋さんは、山崎賢人さんと共演したマンガ原作の映画「orange−オレンジ−」(15年)がヒット、その後もテレビ・映画で大活躍している。今年は、少女マンガ原作の「兄に愛されすぎて困ってます」や、鳥人間コンテストを題材にした青春映画「トリガール!」の公開を控えるなど出演作が目白押しだ。
そんな土屋さんが、とってもピュアな女子高生を素直に演じている。突然やって来たドキドキに舞い上がったり、落ち込んだり。通学前に家事をこなし、愛する功太に「行って来ます!」と敬礼ポーズで満面の笑みを見せるシーンには、恋する乙女のはちきれんばかりの幸せがみなぎっている。対する功太は、武骨で真面目な警察官で常に大人の態度で冷静なキャラクター。亀梨さんが優しい雰囲気で好演している。女子高生と警察官の結婚から始まるファンタジックな恋愛物語だが、恋するときに誰もが感じる喜びや不安が丁寧に描かれており、また、学校生活のシーンや友情も深く描かれ、生き生きとした映画に仕上がっている。25日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開。(キョーコ/フリーライター)
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