SAO:人気ラノベが8年でシリーズ累計2000万部突破 第1巻が100万部

シリーズ累計発行部数が2000万部を突破した「ソードアート・オンライン」1巻のカバー
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シリーズ累計発行部数が2000万部を突破した「ソードアート・オンライン」1巻のカバー

 川原礫(れき)さんの人気ライトノベル「ソードアート・オンライン(SAO)」(電撃文庫)の全世界のシリーズ累計発行部数が、2000万部を突破することが5日、分かった。2009年4月に発売された第1巻「ソードアート・オンライン1 アインクラッド」が25日の増刷分で100万部を突破し、約8年でシリーズ累計発行部数が2000万部の大台を突破することになった。日本国内での累計発行部数は約1300万部で、中国、韓国、タイ、米国、英国、フランス、ロシアなど海外で刊行されている翻訳版の累計発行部数は約700万部。

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 川原さんは、08年の「第15回電撃小説大賞」で大賞に選ばれ、09年2月に受賞作の「アクセル・ワールド」でデビューした。受賞前から別名義でインターネットで「ソードアート・オンライン」を発表しており、09年4月から同作の刊行がスタートした。14年6月には「絶対ナル孤独者<アイソレータ>」を発表し、デビューから約8年で著作は40冊以上に及ぶ。

 「SAO」は、川原さん作、abecさんイラストのライトノベル。仮想空間への接続機器によってバーチャルリアリティーを実現した近未来を舞台に、さまざまなオンラインゲームを取り巻く事件が描かれている。テレビアニメ第1期が12年7~12月、第2期が14年7~12月に放送された。初の劇場版アニメ「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」(伊藤智彦監督)が公開中で、4日時点で観客動員が160万人、興行収入が22億円を突破するなどヒットしている。また、米ハリウッドで実写映像化されることも話題になっている。

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