名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
鳥山明さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「ドラゴンボール超(スーパー)」(フジテレビ系)の新章「宇宙サバイバル編」。「ドラゴンボール」シリーズでは、主人公・孫悟空が次々と登場する強敵と戦う姿が描かれてきたが、新章は全宇宙の代表戦士たちによる“力の大会”が開催され、これまで以上の強敵が続々と現れる。壮大すぎるため“強さのインフレ”を心配するファンの声もあり、強さのインフレについていけなくなったようにも見える亀仙人やクリリンなどのキャラクターに活躍の場が用意されているのかも気になるところだ。アニメを制作する東映アニメーションの櫻田博之プロデューサーを直撃し、「インフレは大丈夫?」「亀仙人は戦えるの?」など素朴な疑問をぶつけてみた。
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「ドラゴンボール」は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984~95年に連載された鳥山さんの人気マンガが原作。テレビアニメが86年から放送されており、2015年7月に始まった「ドラゴンボール超」は、鳥山さんが手がける完全新作のオリジナルストーリー。悟空が魔人ブウとの戦いを制したあとから物語がスタートし、破壊神・ビルスと悟空の出会い、復活したフリーザ、ゴクウブラックとの戦いなどが描かれきた。
新章・宇宙サバイバル編では、全宇宙の代表戦士たちによる“力の大会”が開催される。悟空がいる第7宇宙など各宇宙の代表10人が大会に参加し、敗北した宇宙は即消滅となる。櫻田プロデューサーは、壮大なストーリーの新章について「鳥山先生に次のシリーズをどうするか?という相談の中で、先生からストーリー案をいただいた。話の流れ、骨格などを文章でいただき、それを膨らませ、シナリオを作っています」と説明する。また、新章は各宇宙の代表など100人以上の新キャラクターが登場するといい、「現場は本当に大変」と苦労を明かす。
全12の宇宙の神々の頂点に立つ全王は、各宇宙を評価、順位付けしており、悟空のいる第7宇宙は、下から2番目の順位であることが明らかになった。各宇宙には、まだまだ強い敵がいるという事実に驚いたファンも多く、強さのインフレによるストーリーの破綻を心配する声もある。
櫻田プロデューサーは「まだまだ上には上がいる!という驚きが、これまでも『ドラゴンボール』にはありましたし、らしさが出ていると思います。新しいシリーズが始まる度に、この後、どうなるのか……と考えるかもしれませんが、鳥山さんはそこを突破してくるんですよ。今回もスケールが大きすぎますが、インフレも心配していません。僕には想像できないような世界が、この先も作られていくのかもしれませんし、その度の(インフレの)心配は突破されるんじゃないですかね」と話す。
宇宙サバイバル編のビジュアルには、第7宇宙の代表と思われるキャラクターたちが描かれている。悟空、悟飯、ベジータなどおなじみの面々のほかに、亀仙人の姿が見られることもファンの間で話題になった。亀仙人は、かつては“最強”とも呼ばれたが、ほとんど隠居状態で、「ドラゴンボール超」でも、フリーザ軍を迎え撃つシーンがあったものの、目立った活躍があるわけではない。
強さのインフレについていけなくなったように見える亀仙人が「戦えるのか?」と素朴な疑問をぶつけてみると、櫻田プロデューサーは「亀仙人は強いんじゃないかな? 亀仙人やクリリンならではの活躍があるかもしれません。ほかにも、悟飯の戦いの勘がどこまで戻るのか?など、それぞれのキャラの活躍を楽しめます。鳥山さんのアイデアでこのメンバーになったのですが、組み合わせが面白いですよね。ただ、ビジュアルに描かれている全員がそろうのか……。そこも楽しみにしてください!」と話す。
力の大会では、10人1チームの全員がバトルロイヤル方式で戦う。制限時間内に最後の一人になった選手のチーム、時間切れの時点で残っている人数の多いチームが勝利する。また、空を飛ぶ技は無効となるなど制限もあるため、頭脳戦になることも考えられる。力では悟空に劣る亀仙人やクリリンならではの活躍の場が用意されるかもしれない。
櫻田プロデューサーは、宇宙サバイバル編について「人気キャラがチームを組んで、さらに強い宇宙の代表と戦うドリームマッチ。誰がメンバーになり、どう活躍するかが見どころ。『ドラゴンボール』の原作は連載当時、世界最高のバトルアクションマンガだった。今見ても類を見ない魅力があり、言語、世代、時代を超えた魅力がある。宇宙サバイバル編もそこを見せていきたい。わくわくドキドキしてください」とも語る。宇宙サバイバル編は、これまでよりもさらに壮大なストーリー、熱いバトルが繰り広げられ、悟空のように「わくわくしてきたぞ!」と楽しめそうだ。
「ドラゴンボール超」はフジテレビ系で毎週日曜午前9時に放送中。
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2024年12月22日 17:00時点
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