注目ドラマ紹介:「貴族探偵」 30周年“月9”で相葉雅紀が“推理をしない名探偵”に

連続ドラマ「貴族探偵」第1話のシーンカット=フジテレビ提供
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連続ドラマ「貴族探偵」第1話のシーンカット=フジテレビ提供

 人気グループ「嵐」の相葉雅紀さんが主演するフジテレビの“月9”ドラマ「貴族探偵」の放送が17日、スタートする。同作は1987年4月にスタートし今春で30周年を迎える月9ドラマの節目の作品となる。相葉さんは、2010年に放送された「ようこそ、わが家へ」以来、2年ぶりの“月9”主演で、今回、探偵役に初挑戦する。

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 ドラマは、麻耶雄嵩さんの本格推理小説「貴族探偵」と続編「貴族探偵対女探偵」(ともに集英社文庫)が原作。異様な殺人事件の裏にあるトリックを破るべき主人公が一切の推理をせず、召使に推理をさせるという推理小説の既成概念を覆した設定が特徴で、原作の大胆なトリック、華麗な謎解き部分などを忠実に映像化し、オリジナルの要素を加えて1話完結形式で制作する。

 相葉さん演じる“貴族探偵”は、本名をはじめ全てのパーソナルデータが不明という“推理しない名探偵”。「美しい女性をもてなすことは貴族のたしなみ」と公言する貴族の優雅な所作、女性を口説くアプローチなど、相葉さんの貴族男子っぷりが堪能できる。

 新米探偵の高徳愛香(たかとく・あいか)は武井咲さん、刑事の鼻形雷雨(はながた・らいう)は生瀬勝久さん、愛香の師匠・喜多見切子(きたみ・きりこ)は井川遥さん、主人公の運転手の佐藤は滝藤賢一さん、メイドの田中は中山美穂さん、執事の山本は松重豊さんがそれぞれ演じる。仲間由紀恵さんが視聴者に向けた一つの“謎”として登場するほか、木南晴夏さん、岡山天音さん、田中道子さんも出演する。

 第1話は30分拡大で放送。探偵の切子(井川さん)と愛香(武井さん)は、財閥グループの社長の娘・玉村依子(木南さん)から山荘で開かれるパーティーに招待される。パーティーに参加した愛香と依子は、地下室で絶命したパーティーの参加者と、参加者の周りを踊ったような血まみれの足跡を発見。山荘に鼻形刑事(生瀬さん)らが到着し、参加者の事情聴取を始めようとした矢先、「心ある人からは、こう呼ばれています。貴族探偵と」と言い放つ、貴族の格好をした男が現れる……というストーリー。17日午後9時から放送。

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