田中千絵:「貴族探偵」で12年ぶりに日本ドラマ出演

月9ドラマ「貴族探偵」第9話に出演する女優の田中千絵さん=フジテレビ提供
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月9ドラマ「貴族探偵」第9話に出演する女優の田中千絵さん=フジテレビ提供

 台湾などで活躍する日本人女優の田中千絵さんが、12日に放送される「嵐」の相葉雅紀さん主演の“月9”ドラマ「貴族探偵」(フジテレビ系)の第9話に出演することが、分かった。田中さんが日本のドラマに出演するのは、2005年の「剣客商売スペシャル『決闘・高田馬場』」(同)以来12年ぶり。ゴールデン帯の連続ドラマへの出演は今回が初めて。ドラマでは、殺人事件に巻き込まれる女性ジャズシンガー・水橋佐和子役で出演する。

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 田中さんは、東京都出身の35歳。1998年に「美少女H」の第4話で主演を務め、ドラマデビューを果たした。その後、05年公開の香港映画「頭文字D」に出演。アジア映画の可能性を感じるとともに、アンドリュー・ラウ監督から「中国語を勉強して、アジア映画界にもっとチャレンジしては?」という激励を受け、06年一念発起し、本格的に中国語を学ぶべく、女優活動を休止して単身台湾へ留学した。その後、台湾映画「海角七号 君想う、国境の南」(08年公開)で主演を務め、作品は台湾版アカデミー賞と称される「金馬奨」で「年間映画作品賞」など6部門を受賞した。

 相葉さんとの共演について、田中さんは「相葉さんはブラウン管を通してもその人柄のよさが伝わってくるほどで、今回共演させていただけることをとても楽しみにしていました」と語り、ドラマの見どころについては「私が演じさせていただいた被害者である佐和子の死体が、今までに見たことのない姿で発見されるので、ぜひそのあたりに注目して見ていただければと思います!」とコメントを寄せている。

 ドラマは、麻耶雄嵩(まや・ゆたか)さんの本格推理小説「貴族探偵」と続編「貴族探偵対女探偵」(ともに集英社文庫)が原作。相葉さん演じる、探偵が趣味で召使に推理をさせる“貴族探偵”の活躍を描く。新米探偵の高徳愛香(たかとく・あいか)を武井咲さん、刑事の鼻形雷雨(はながた・らいう)を生瀬勝久さん、愛香の師匠・喜多見切子(きたみ・きりこ)を井川遥さん、主人公の運転手の佐藤を滝藤賢一さん、メイドの田中を中山美穂さん、執事の山本を松重豊さんが演じている。毎週月曜午後9時放送。

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