話題のマンガの魅力を担当編集者が語る「マンガ質問状」。今回は「月刊!スピリッツ」(小学館)で連載中の飛松良輔さんのラグビーマンガ「ブルタックル」です。同誌編集部の葛里華さんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
小芝風花、実写映画「魔女宅」から10年
――この作品の魅力は?
読めば必ずアツくなる、本格大学ラグビー青春マンガです!! 「自分のやりたいことってなんだ?」と悩んでいた主人公・釜之(かまの)うしおが、大学でラグビーに出会い、次第にラグビーの激しさ、アツさに魅了されていく……というお話です。ひたむきさ、泥臭さなどが存分に詰まった作品になっていますので、ラグビー好きな人はもちろんのこと、スポーツものが好きな人、とにかくアツい気持ちになりたい!という方、たくさんの方に読んでいただければ幸いです。
――作品が生まれたきっかけは?
一番のきっかけは、2015年のラグビーワールドカップ(RWC)の南アフリカ戦です。24年間、一度もRWCで勝ち星のなかった日本が、過去2度の優勝を誇り世界ランキング3位の南アフリカを34-32で破るという快挙を目の当たりにし、「これだ!」とラグビーをテーマにすることを決めました。
――編集の際、苦労した点、面白かったエピソードを教えてください。
実は、作家さんも私もラグビー経験者ではなく……。毎回、たくさんの人々の力を借りて、取材を重ねて作品を作り上げています。ラグビーは、ポジションの役割がはっきりしているのが特徴だと思うので、例えばトライを誰かが決めたとしても、そこにはトライのために敵チームを抑える人、フォローをする人、スクラムで押す人と、たくさんの人が関わってトライにつながっています。
一つのトライをとっても、そのあたりの、誰がどんな役割か、どんなポジションなのかをうまく表現できるように、と先生や監修の方と一緒に考えています。ラグビーはやはり、ルールをよく知らないという方もまだまだ多いスポーツだと思うので、ラグビーを知らない方でも楽しめるよう、でも、くどかったり、説明し過ぎにならないよう、バランスを意識しながら、解説を入れるよう心がけています。
やはりラグビー観戦がすごく楽しく新鮮です! 先生と、日本代表戦や早慶戦などを見に行ったのですが、タックルを受けた時の「ドンッ」という音の大きさに本当にびっくりしましたし、人がものすごく飛ばされていて、その飛び具合にも本当にびっくりしました……!
――今後の展開は?
うしおがラグビーにどんどん本気になっていく様子を通じて、ラグビーって面白いなって、うしおと一緒にのめり込んでいってもらえるような展開になる……予定です!
――読者へ一言お願いします。
うしおは、人生で初めてラグビーに本気になっています。何かに本気になったことがある人、何かに本気になりたいと思っている人、ぜひご覧いただければ幸いです! よろしくお願いします!!
スピリッツ編集部 葛里華
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